殺し芸vs蘇生芸――「ゾンビランドサガ リベンジ」5話レビュー&感想

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©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会
ゾンビランドサガ リベンジ」5話はリリィと天才子役・大空ライトの対決回。今回はよく似ていると共に対照的な、二人の芸が混じり合う一瞬を描いたお話だ。
 
*「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」5話のレビューは日曜に更新予定です。すみません。
 
 

闇鍋式アニメレビューの書き方その3~作品とパートナーになろう~

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その1、その2で僕のアニメレビューの書き方を紹介してきました。ラストとなるその3では、この手法の特徴をまとめていきたいと思います。
 
 

膨らむ利息――「オッドタクシー」5話レビュー&感想

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(C)P.I.C.S./小戸川交通パートナーズ
絡み合い深まる「オッドタクシー」5話では、小戸川はいつも以上に多くを乗せる。タクシーはほとんど一期一会の仕事だが、だからといって降りた瞬間に全てが消えたりはしないものだ。
 
 

越えぬべき一線――「戦闘員、派遣します!」5話レビュー&感想

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©2021 暁なつめ, カカオ・ランタン/KADOKAWA/「戦闘員、派遣します!」製作委員会
決戦近づく「戦闘員、派遣します!」5話。六号達がスパイと知ったスノウは国を出ていくように言うが、彼らの所属などは聞かない。部屋に立ち入らないその姿が示すように、越えぬべき一線がある。
 

闇鍋式アニメレビューの書き方その2~ジンテーゼは物語の必然~

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「闇鍋式アニメレビューの書き方」その1では共通点の見つけ方について触れました。ですが、共通点を見つけていくと必ず反例のようなものに当たると思います。作品のテーマを探すにはこの反例が欠かせません。その2では「推しが武道館いってくれたら死ぬ」9話を例にこれを取り扱ってみましょう。

  

 

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知は新世界の扉――「灼熱カバディ」5話レビュー&感想

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©2020武蔵野創・小学館/灼熱カバディ製作委員会
練習試合の始まる「灼熱カバディ」。5話冒頭、王城は負けを知る宵越達と知らぬ畦道で対応を変える。知と不知は単なる知識の問題ではなく、進む道に影響を及ぼす重大な力を持っている。
 
 

絶対≠唯一無二――「ゾンビランドサガ リベンジ」4話レビュー&感想

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©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会
選択を生み出す「ゾンビランドサガ リベンジ」。ライブ後、純子は愛を「絶対に」渡さないと宣言する。前回アイアンフリルの詩織はこの世界に「絶対は無い」と言ったのを思い出そう。4話レビューは、その対比から見えるものを書きたい。