あ行

ひとときのサマーリゾート――「裏世界ピクニック」7話レビュー&感想

はみ出し者のパラダイス「裏世界ピクニック」。波と潮風、空と雲、そして銃。空魚と鳥子が堪能するサマーリゾートはいかにもな浜辺のようでズレていて、しかし彼女達はそれを堪能している。7話は奇跡のような時間とその終わりを示唆する、夏のひとときのお話…

月と太陽、過去と未来――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」6話レビュー&感想

綺羅星の海へいよいよ飛び込む「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」。人は、嬉しいことでも距離感がボンヤリしていると喜びを実感できない。6話はデビューライブを通して、琴乃達が新たな距離感を探るお話だ。

はみ出るべきは――「SK∞ エスケーエイト」6話レビュー&感想

レースとともにお話も一休み、「SK∞ エスケーエイト」6話。沖縄本島ではなく宮古島へと"はみ出た"物語で描かれるのもまた"はみ出た"もの。そしてその奇妙を笑って包むお話だ。

区切りあるお付き合い――「裏世界ピクニック」6話レビュー&感想

どこに闇が覗くか「裏世界ピクニック」。きさらぎ駅を本拠とした米軍はしかし、駅のホームには見張りを置かない。今は安全だが「電車が来た時」危険だからだとドレイクは言う。つまりそれが安全と危険の「区切り」であり、この6話は区切りを見つけ直すお話だ…

太陽が照らす星々――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」5話レビュー&感想

" data-en-clipboard="true"> © 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション " data-en-clipboard="true">トップアイドルへ向けて模索の続く「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」。グループを2つに分ける決断をした牧野は、琴乃とさくらの光は別々の方…

もう一つの決闘――「SK∞ エスケーエイト」5話レビュー&感想

一寸先に魔が覗く「SK∞ エスケーエイト」。5話ではランガと愛抱夢が決闘するが、前半の主体は歴がランガを止めようとする描写だ。言ってみれば愛抱夢と滑る滑らないを決闘しているようなもので、今回はこの暗闘にスポットを当ててみたい。

消失する境界――「裏世界ピクニック」5話レビュー&感想

世界と自分の裏側を覗く「裏世界ピクニック」。前回置いてけぼりにしてしまった小桜への詫びで始まった飲み会は、そのまま空魚と鳥子の仲直り会に移行する。その区切り、境界のなさこそはこの5話の鍵だ。

直感少女・早坂芽衣――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」4話レビュー&感想

アイドルの頂きを目指す「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」。4話、LizNoirによって目標(目印)を得た琴乃達は、己の不足を模索する。今回は、なぜその答えが芽衣の加入なのかをじっくり読んでみたい。

交差する"下から上"――「SK∞ エスケーエイト」4話レビュー&感想

スケボーと友情の交差を描く「SK∞ エスケーエイト」。4話の勝負は凡人・歴対絶対王者・愛抱夢。無謀極まりない対決だが、一方で少年漫画としては定番の逆転シチュエーションでもある。下から上への逆転というその王道はしかし、彼だけのものではない。

おっさんか猫か、それが問題だ――「裏世界ピクニック」4話レビュー&感想

世界と心の裏を旅する「裏世界ピクニック」。4話の怪異は「時空のおっさん」。噂の内容を語りつつ、空魚はおっさんでなくもっとかわいいもの(猫)でもいいのでは、と疑問を投げかける。確かにこの怪異で「おっさん」は表面的なものに過ぎない。そしてその"…

目印なしでは歩けない――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」3話レビュー&感想

舞台裏を描き続けるアニメ「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」。3話冒頭では、麻奈に似た歌声を持つさくらへの琴乃の意識や、寝ぼけたすずと雫をご飯の匂いで誘導するさくらの姿が見られる。この2つに共通するのはさくらが目印であること。人には目印が要…

∞はXの先――「SK∞ エスケーエイト」3話レビュー&感想

" data-en-clipboard="true"> ©ボンズ・内海紘子/Project SK∞ " data-en-clipboard="true">北の国から来た少年とのいくつもの交差が生まれていく「SK∞ エスケーエイト」。日本代表候補の知念実也に勝負を挑まれたランガは、シャドウに勝った時のヒリヒリし…

死あればこその生――「裏世界ピクニック」3話レビュー&感想

独り占めするつもりだった小さな世界が姿を変えていく「裏世界ピクニック」。超自然の罠・グリッチが大量に潜み、歩くことすら危険と判明した裏世界。けれど危険なのはグリッチだけとは限らない。3話はそういう、死の臭いが生を引き立てるお話だ。

あまりにも大きな痕跡――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」2話レビュー&感想

「ヒロイン」長瀬麻奈の死、そして幽霊としての再登場と衝撃的に幕を開けた「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」。2話でも当然彼女は幽霊として現れるが――果たして、幽霊は彼女だけだろうか?

交差する場所を探せ――「SK∞ エスケーエイト」2話レビュー&感想

懐かしい初めてを描く「SK∞ エスケーエイト」。2話アバン、歴は前回をナーリー(ヤバイ)と形容する。不運や無茶の形容からランガへの称賛へ「ねじれる」その言葉はしかし、どちらの意味でもおかしくない。ねじれることで合うピントもある。今回はそういうお…

私の見る世界は不正確――「裏世界ピクニック」2話レビュー&感想

くたびれ大学生・空魚と美人女子・鳥子の2人行を描く「裏世界ピクニック」。2話では空魚は鳥子に突然の壁クイをされ戸惑うが、それが求愛だというのは勘違いで鳥子は自分と空魚に起きた身体的な変化を確認したいだけだった。1話で見られたのは認識と存在の直…

舞台裏を見に行こう――「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」1話レビュー&感想

「舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる」……「IDOLY PRIDE(アイドリープライド)」はPVなどで、折に触れてはそう謳っている。いささかストレート過ぎるようにも感じられる言葉にしかし、嘘はない。この1話は、30分のほぼ全てを過去による舞台裏に割いたお…

遥かな焦点距離――「SK∞ エスケーエイト」1話レビュー&感想

車輪の付いた板一枚に体を預け、滑り跳ねるスポーツ、スケボー。負傷と隣り合わせのそのスリリングさは、アニメ「SK∞ エスケーエイト」では一層視覚的だ。山を一気に滑り降りるスピード感、攻撃・妨害上等のバーリトゥードぶり、必ず何かを賭けなければなら…

全ては認識から始まる――「裏世界ピクニック」1話レビュー&感想

ネットの発達した現代の新たな怪談を描く、「裏世界ピクニック」。1話冒頭、主人公の紙越空魚(かみこしそらお)は裏世界で自分が死んでも誰も気にしないだろうと考える。それはつまり彼女が世界から認識されていないということだ。この1話で認識と存在が直…

誰よりも隣にいるアイドル達――「おちこぼれフルーツタルト」12話レビュー&感想

" data-en-clipboard="true"> ©浜弓場 双・芳文社/おちこぼれフルーツタルト製作委員会 " data-en-clipboard="true">おちこぼれ少女達のアイドル道を描き続けた「おちこぼれフルーツタルト」。最終回で描かれるのはフルーツタルトの本拠地・東小金井でのラ…

理外の一致――「おちこぼれフルーツタルト」11話レビュー&感想

CD1,000枚販売のノルマは達成できたものの、番組改編期で打ち切りの危機と試練の終わらない「おちこぼれフルーツタルト」。11話は番組継続を確信している穂歩が「よほど視聴率が落ちてスポンサーが降りでもしない限り大丈夫」などと言ったそばから、それが現…

盛り上がりのタルト生地――「おちこぼれフルーツタルト」10話レビュー&感想

" data-en-clipboard="true"> ©浜弓場 双・芳文社/おちこぼれフルーツタルト製作委員会 " data-en-clipboard="true">拠点は東小金井、CDデビューライブは大宮、脇道ながらも進み続ける「おちこぼれフルーツタルト」。前回CD発売記念イベント午前の部を見事…

外れの外れは当たり――「おちこぼれフルーツタルト」9話レビュー&感想

アブノーマル揃いの少女達の奮闘を描く「おちこぼれフルーツタルト」。デビューシングルの発売イベントが描かれる9話は、歌が好きで重ねてきた利音の努力が物販の売り子として活かされるところから始まる。目指した方向そのままが成功とは限らない、今回はそ…

所変われど品変わらず――「おちこぼれフルーツタルト」8話レビュー&感想

レコーディングが無事(?)終わり、次なるステージへ進む「おちこぼれフルーツタルト」。ネズミ荘を覆う黒いオーラ、魔術師のようにローブを着たロコ達と8話の始まりはいつもと異質……なように見えて、カレーという以前に触れられた話題に回帰する。「所変わ…

往復する内面と外面――「おちこぼれフルーツタルト」7話レビュー&感想

人気も嗜好もおちこぼれなアイドル奮闘記「おちこぼれフルーツタルト」、7話冒頭、衣乃ははゆが相変わらず子供パンツを履いているのを目にして下着を買いに行こうと提案せずにいられない。下着は着用者そのものではないが、その選択には趣味や意気込みといっ…

好きは欠落の母――「おちこぼれフルーツタルト」6話レビュー&感想

へもとチコが同じクラスの友人だった縁からクリームあんみつのライブ見学が実現する「おちこぼれフルーツタルト」6話だが、へもは友達のよしみで頼むのではなく、姉のロコを溺愛するチコの好みに乗じて見学を実現させる。姉の話を出されたチコは思わずくわえ…

掟は友を呼ぶ――「おちこぼれフルーツタルト」5話レビュー&感想

「おちこぼれフルーツタルト」5話アバンはネズミ荘の朝の様子から始まる。掟を巡るやりとりがコミカルだが、アバンというのはその回を象徴するもの。つまりこの5話全体も掟の話として見ることができる。

想像と現実は不均衡――「おちこぼれフルーツタルト」4話レビュー&感想

「おちこぼれフルーツタルト」4話の始まりは、テレビを食い入るように見つめる衣乃達から。駐車場でとはいえ見事に初ライブを成し遂げたフルーツタルトだが、翌朝のでの扱いは子猫のニュースにも劣る有様。 理想(想像)と現実には常に落差があるもので、緑…

アイドル道とはさらけ出すものと見つけたり――「おちこぼれフルーツタルト」3話レビュー&感想

フルーツタルトのCDデビューライブが描かれる「おちこぼれフルーツタルト」3話冒頭、衣乃達は曲の出来栄えに対し穂歩から「肌とか、もっと出した方が良くない?」と露骨なタイプのアドバイスを受ける。だが穂歩のアドバイスそのものはともかく、歌詞や作曲の…

新生活は新世界――「おちこぼれフルーツタルト」2話レビュー&感想

新生活で毎朝勉強や仕事に励む人達への衣乃達の応援から始まる「おちこぼれフルーツタルト」2話だが、駅前に人はおらず誰を応援するんだとロコはツッコミを入れる。新生活応援から応援が不在なら当然残るのは新生活。そして、新生活は新入生や新入社員だけに…