「歌舞伎町シャーロック」1話。壁の向こうへやってきたワトソンは歌舞伎町を「混沌の街」と呼ぶ。事実、彼が目にするのは多くの混沌だ。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月12日
キャバクラ案内は依頼者案内を兼ね、扉の向こうのバーは店主や常連もオネエで性別を越え、控室で行われる依頼では警察と探偵が共にある。混ざる混ざる、この場所は全てが一色ではいられない。あるいは、一色でいられないからこの街にいるのか。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月12日
その混沌は探偵にしても同然で、賞金をかけた競い合いでは同じく真実を求める同業者も敵になる。ミッシェルはエンジンのプラグを抜いて出発を遅れさせ、京極は被害者のメールを消去してシャーロックの捜査を妨害する。#歌舞伎町シャーロック
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特にミッシェル、元刑事の探偵という経歴はもちろん更に経費とキャバクラ代をチャンポンしようという心胆が最高に混沌としている。相当に狸。#歌舞伎町シャーロック
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しかしてもちろん、もっとも混沌としているのはシャーロックだ。小学校時代のような所持品を持ち、カクテルには辣油チャーハンには桃缶という異常な味覚、部屋は散らかり放題おまけに推理と落語を一緒にしてしまうという前代未聞の探偵ぶり。#歌舞伎町シャーロック
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なお、扉を開ける=壁の向こうへやってくる人間はワトソン以外にもう1人いる。ジェームズだ。雑然としたシャーロックの部屋の中を迷うことなく進む彼はこの混沌を泳ぎ慣れていて、混沌に都度都度ぶつかるワトソンとは対照的だ。#歌舞伎町シャーロック
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そんな2人は、共に混沌としたシャーロックの推理落語を聞く。一席求めるジェームズと落語のやりとりに入ってしまうワトソンはそこでも対照的で、役割も自ずと異なる。#歌舞伎町シャーロック
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ジェームズは場を整え、ワトソンは場に入ることでシャーロックのやることを完成させる。ワトソンがいることで、シャーロックの行為は落語から漫才に変わるのだ。その役割の違いが、これからどんな影響を及ぼすのか。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月12日
大変手強いというのがぶっちゃけた印象ですが、癖しか無いようなキャラばっかり揃った本作はこれまた読み解き甲斐のある視聴時間をくれそうです。次回も見てみよう。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月12日
あ、扉を開けるのは京極もそうだったな。混沌にドン引きして引き下がるのが彼で、ウェスト行ったる!という目標や彼の潔癖性もそれに紐付いているように思う。その癖オネエの1人にべた惚れとか、君そうとう面白いもの抱えてるでしょ。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月12日