ゾンビでも死ぬほど致命傷。
「ゾンビランドサガ」6話。新曲を練習する中、ソロパートを担当する愛と純子の動きには時間差があり、後に2人は時代性の強いアイドル観によって衝突する。アバンは時間差を置いて「蘇る」のだ。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
それぞれの時代でアイドルとして伝説を残している愛と純子は、現代でもそのままやっていける……というほど、人は単純ではない。むしろその強固なアイドル観は足枷にすらなる。元暴走族のサキや元花魁のゆうぎりがそれなり馴染んでいるのとは対照的だ。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
チェキ会がどういうものか純子は本番まで理解できず、時間差で伝わったそれを彼女は激しく拒絶する。また、それに対する愛と純子の言い合いも幸太郎が去った後の反省会まで時間差がある。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
言い合いだけ見れば、単に最新版へのアップデートを求められるアイドル観の話。しかし、2人の言葉に込められているのがそれだけでないことは後から描かれる。「時間差で蘇る」。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
ようやく花開いた矢先に飛行機事故で死んだ純子にとって、フランシュシュで目指すアイドルとは掴み損ねた過去。絶頂の中で落雷死した愛にとって、フランシュシュで目指すアイドルとは掴み損ねた未来。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
過去を掴まねば未来などないし、未来を掴まねば過去からは抜けられない。2人が直面しているのはアイドル観ではなくアイデンティティの問題であり、打ち捨てれば2人は心まで死体になってしまう。それはもうゾンビィではない。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日
愛したものが過去になることに耐えられない少女と、愛したものから過去にされることに耐えられない少女は、いかにして自分のアイドル観を時間差ある現代に蘇らせるのか。次回、前後編の時間差で蘇るものは。楽しみです。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月31日