ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第8話「使命と幻影」
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「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」8話。ゼルトザームのベースはマギーの探すものと近いが、登録データとは似ても似つかない。また、メイはビルドダイバーズをチームと呼ばれても定義に合わないと否定する。似ているからと言って、同じとは限らない。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
それはアバンの話に限らず、全体に言える。水上都市セグリは一見全くの無防備と同じ姿をしているが、その実はバリアに守られたむしろ鉄壁の街だ。また、語られる次なるミッションは再び困難の打開をヒロト達に求める点で似ているが、舞台が水中という点が異なっている。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
水中での操作感覚は宇宙に似るが、水圧や抵抗については体感してみないことには理解できない。似て非なるものを見抜くのは、一筋縄では行かない。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
再び頻繁にGBNにログインするようになったヒロトは以前の彼に似ているようで、そうではない。級友の誘いを断るヒロトの姿にヒナタはむしろ、雨の中立ち尽くしていた彼をこそ思い出す。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
そう、似ているからといって同じと限らないなら、似てないからといって同じでないとも限らないのだ。よく笑うイヴの思い出と共にセグリの街を歩くヒロトが出会ったのは、無口無表情のメイ。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
けれどそんなメイの言葉が、不思議にヒロトの胸に響く。マイヤ達の営みに思いを見出す視線は、イヴがGBNの世界に作り手の思いを感じていたのと同じもの。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
彼女の言葉は、ヒロトの中の似て非なるものあぶり出す。思いという情報に溢れる世界とそれが欠落したヒロトの表情、ミッションを進めることとチームで勝利すること。「それでいいのか」という問いが、メイとはまるで違うはずのイヴの姿をヒロトの胸に呼び起こす。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日
「見つからないものを探し続ける」。ヒロトがイヴそのものを見つけることは、きっとない。けれど世界には彼女の名残が、あるいは彼女を思い出させる「偽物」が溢れている。メイの今回の指摘もまた、ヒロトにとってそういうものになるのだろう。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月22日