「ドロヘドロ」1話。自分をトカゲ頭に変えた奴を探して魔法使いを襲い、違うとなれば「もういらん」となます切りにしてしまうカイマンは正義の味方ではないし、そう振る舞う理由もない。人面獣心もとい、獣面獣心の男。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
獣心ぶりは魔法使い相手に限ったことではない。手がかりを求めたバイト先の病院ではそもそも患者がいないことを嘆き、自分の姿を変えた魔法使いでないと知ればガッカリして手伝いもしない。おまけに無銭飲食の常連で、ニカイドウがやられても怒ったりはしない。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
情けがあるのはむしろ魔法使いの方だ。死に際の魔法で仲間を逃し、葬式があって仇討ちを誓う思いがあり、またボスは部下の今後を懸念もすれば無謀をしないよう出入り口の封鎖までする気の配りよう。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
しかしその情けはあくまで身内にしか向かない。魔法使いはホールの人間を練習台として扱っているし、虫の魔法使いは下手くそさを笑われればたらふく飯を食わせてもらった恩人だろうが躊躇なく変身させてしまう。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
もっとも情け深いのはニカイドウで、彼女の作る食事は人心地の回復に使われる。もちろん彼女だって敵と見れば遠慮なく指を折るが、少なくとも見ず知らずの行き倒れに料理を振る舞った上に送ってやるつもりだった程度には懐は広い。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
情け深いニカイドウが住むのは危険地域。本作はそういう世界にいる。そして情けそのものもいい結果を生むとは限らない。間一髪命の助かった恵比寿は顔の皮を剥がれているし、マスクマンの先輩は命を大切にしない奴は死ねと叫ぶ。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
夢にしろ枕にしろ、もうまともに寝ることすらできなくなってしまった男は、その世界で何を取り戻すのか。ドロやヘドロのようなカオスにカメラは潜っていく。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
というわけでドロヘドロ1話レビューでした。正直よく分かりません。一応ワンテーマに絞って書けはしたが、これが暴投でない自信は全く無い! 虚構推理より更に突き放された感。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日
とはいえ、映画でやるレベルではというような美術面の細かさ、お断りしたから一切遠慮しませんと言わんばかりのバイオレンスの隠さなさは見ているだけで刺激的。僕もまた、このドロ・ヘドロに突っ込んでみようと思います。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月13日