「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」2話。副題は「防御特化とお友達。」だが、お友達とは理沙ことサリーがメイプルの友人であることだけを意味しない。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
メイプルの強みは初心者ゆえの型破り、自身が未知の存在であるがゆえに未知へ挑めることにある。しかし一度知られたそれはもう未知ではない。彼女を後追いすることは同じ道をたどることではないのだ。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
多くの者は既知の強者をただ後追いし、結果遠く及ばない。それはバトルロイヤルの中間発表ベスト3の順位が変わらなかったことからも言える。同じことの繰り返しでは勝てない。メイプルに先行されたサリーはなおさらで、だから彼女は同じ育成方針は採らない=繰り返さない。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
サリーはゲーム経験が豊富な熟練者だ。見るもの全てが新鮮なメイプルと違ってある程度の共通知識を身に着けている彼女は、だからこそメイプルとは違う道を選べる。考える量が違うと台詞があるように、「回避盾」はステータスをそのまま見る初心者にはできない発想だ。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
怖いもの知らずでダンジョンに挑んだメイプルと対照的に、サリーは入念に準備する。スキルを鍛え、地形をマッピングし、潜水時間を把握して攻略に臨む。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
メイプルが未知ゆえに未知に挑めるに対し、サリーは優れた既知ゆえに未知を探せる。メイプルに頼るのではなく逆におぶりすらするサリーが単身ボスを倒す姿は、彼女がメイプルと共に未知へ挑む資格を持つ者=もう一つの意味での「友達」、同志である証明となる。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
そして、運営は第二層の追加を告知する。誰も見たことのない新たな場所の追加とは、つまり未知が追加されたということ。心強い仲間を得て、メイプルの冒険は次のステージへ進んでいくだろう。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
というわけで防振りの2話レビューでした。サリーのたくましさが感じられた回だったと思います。初心者の友人が自分より先に初めて上位プレイヤーになったら、腐ってやる気を無くしてもおかしくない。真似もせず別の道を探したサリーはゲームの楽しみ方を知っている。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
公式サイトのキャッチコピー「夢中になれる世界は、ひとつじゃない。」とはおそらく、そういう各人の楽しみ方を指している。そうなるとOPに見る登場人物の多さも枷ではなく、むしろ多様さを示すために必要なものなのかもしれません。https://t.co/EkRzEJWKek#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日
しかしバトルロイヤルに見るメイプル、戦法だけなら主人公ではなく極悪敵役のそれ。あれでヘイトを集めない性格こそが彼女の一番の猛毒なのでは。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月15日