「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」5話。サリーとカスミは共に超加速の使い手、スキルも陽炎と蜃気楼や跳躍と孤月など似たものが多い。似たものは既知でしかない? 否、似たものは未知を呼び寄せる。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
似ているから対人戦も辞さない、一方で切り替えも早い。素人ではないカスミはサリーの相談相手にも相応しく、2人の思考と行動は加速する。そして似ているからこそ重ねた力は増幅し、独力では届かぬ脱出口の高みへたどり着ける。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
メイプルもまた、この5話で自分と似た者を見つけている。共に砂の城を作って遊ぶカナデの、メダル取得を絶対視しないマイペースぶりはメイプルの育成スタイル個性的(マイペース)なところとどこか似ている。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
カナデのヒントを起点とした攻略でも、似た者が重ねた力を増幅するのは同様だ。大海もヒドラも液体を出す点では似たスキルだし、更に発展させた毒液と海水の相似は難関ボスを容易い相手に変えてしまう。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
そして、似ている相手はいつも同じとは限らない。カスミと3人のダンジョン探索で、サリーはメイプルと意見が一致することもあればカスミと意見が一致することもあった。そもそもサリーとメイプルは方向性こそ違えど共に「盾」なのだ。似ているのだ。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
イベント終盤、メダル獲得のためサリーが敢行した対人戦の阿鼻叫喚は第一回イベントでのメイプルの暴れっぷりにもよく似ている。2人は似た者同士であって、そんな2人の組み合わせだからこそメダルを20個集める戦果は達成できた。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
似た者同士だからこそ、力は増幅し未知にたどりつく。巨大化したシロップをサイコキネシスで動かして空を飛び、毒の雨を降らせるメイプルのあまりに自由な行動へのリアクションはサリーだけでは務まらない。成立するのはサリーがカスミと2人、似たように呆然としているからだ。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
洞窟を塞ぐ毒液にモブは、想定外の活躍ぶりに運営はボスの姿を幻視する。メイプルとボスは似た者同士、モブと運営は似た者同士。似た者同士は時に結びつき、時に重なり合い、物語を更なる未知へ導いていくだろう。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
というわけで防振りの5話レビューでした。最初は「束縛からの未知」をテーマに書けるかと思ったのですが、それだとアバンが意味不明だしむしろ束縛ではなく自由もあるし……とウンウン唸り、描写と思考のカーブに耐えうるものとしてどうにか「似た者同士」で書くことができました。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
サリーが常識の範囲で大活躍していても、メイプルがそれを逸脱した発想を見せてインパクトを持っていってしまうのが楽しい回であったと思います。笑顔で海に毒を撒く主人公とか他にいるのだろうか。ゲームだからってなんという割り切りぶりだ……#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日
「次回もメイプルがどんな想定外を見せてくれるか楽しみです。」と前回確かに書きましたが、いやホント想定外でした。カスミやカナデの登場でその幅も更に広がりそうで、続きがますます気になります。#防振り
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月6日