「天晴爛漫!」1話。アメリカ横断レース開始直前に悠々と最終調整する少年・天晴。恐ろしくマイペースに振る舞う彼はしかし、他者と「繋がって」いないのだろうか? 否。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月14日
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彼は他者の存在を無視しているわけではない。書き物を踏んだ男の足に金槌を振るったのは力づくでやってみろと言われたからだし、牢名主に挨拶しなかったのはすぐ帰るつもりだったから。傍若無人にも思える天晴はしかし、彼なりの外界とのチャンネルを持っている。#天晴爛漫
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家業を手伝わないのを父に咎められた時の返しにはそれがよく現れている。「説明してもお前には理解できない」……誰にも理解できないとは彼も思っていない。血縁はあっても互いのチャンネルが絶望的に合わなかったことが、親子の不幸だったのだろう。#天晴爛漫
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だから天晴は、自分を他者のチャンネルに合わせようとするのではなく自分のチャンネルに触れる人には少し違った態度を取る。自分に頭を下げさせるのではなく頭を下げてくる小雨の行動には、尻がムズムズするほど慣れていない。#天晴爛漫
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彼はけして他者を拒絶する人間ではない。自分には迷信でしかなくとも、自分のチャンネルを理解してくれる姉を安心させるためと言われればお守りを受け取りもする。天測などから位置を計測できるように、実際のところ外界とのチャンネルを多数持っているのが天晴という少年なのだ。#天晴爛漫
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そのチャンネルは常人の想像を越えたところまで繋がっている、海と知らない国、空と月、月と星の向こう、更には物語を現実へと繋げる力を持つ。そういう馬鹿げた繋がりを実現することで、人類の文明は進歩してきた。#天晴爛漫
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天晴の言う繋がりを証明するように、小舟漂う海はただの水の広がりではなく往来する蒸気船に天晴達は救われる。話には聞けど未知の国アメリカへと続いている。そこにもまた、天晴の求めるものへの道は繋がっているのだ。#天晴爛漫
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というわけで天晴爛漫の1話レビューでした。ああ、いいなあこの主人公。変人だけどそれは彼が単なるズレた人というわけではなくて、彼なりにちゃんと世界との繋がり方を持っている。姉のお守りを受け取る場面にその優しさと強さを感じました。
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そして相方の小雨を演じる山下誠一郎さん、歌舞伎町シャーロックのモリアーティ少年役じゃないか。意識して聞いて「そういえば面影が」ってレベルなのでびっくり。
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上記のモリアーティの画像は歌舞伎町シャーロック4話のものですが、今このあたり見るとそれだけで胸にくるものがある。あー、やっぱりいい作品だったなあ歌舞伎町シャーロック……(完全に脱線)#天晴爛漫
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今回は顔出しだけの他の出走者もいろいろと曲者揃いのようですが、彼らの出番と合わせてどうレースを展開していくのか。ハンドルさばきを楽しみに見ていきたいと思います。#天晴爛漫
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