「ラブライブ!」11話。μ’sのスクールアイドルランキング順位は更に上昇、穂乃果と海未は色紙にサインを求められるがサイズが合わない。今回描かれるのは、そうしたギャップの数々だ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月3日
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スクールアイドルとして人気になれば周囲の見る目も変わる。しかしそれは穂乃果達自身の変化と同じものではない。例えば先輩禁止となった前回の出来事を周囲は知らないから、穂乃果と絵里のやりとりに級友は驚かずにいられない。#lovelive
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空回り気味にエネルギーに満ちた少女という穂乃果の本質はそのままなのに、これまでの成功は彼女からも周囲からもその目線を奪っている。穂乃果は変わっていないのに、変わったように見られている。#lovelive
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そして、変化はμ’sの内部にだって起きている。ことりには何か進路に悩む誘いが来ているようだが、周囲には秘してその悩みを話さない。穂乃果と逆にことりは、変わったのに変わっていないように振る舞っている。
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穂乃果はけして1人でμ’sを、物語を引っ張ってきたわけではない。海未の現実的な指摘とぶつかって、それをことりがふんわり受け取るからこそ穂乃果のエネルギーは空回りせず動けたのだ。だが、ブレーキとクッションを失えばエンジンは暴走する。#lovelive
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頑張ればなんとかできる、今までと同じようになんとかできる。これまでの成功が更に穂乃果のエンジンの回転数を上げ、しかしタイヤが空転を始めていることを、皆は薄々感じながらも止められない。#lovelive
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止めるものが無いならば、エンジンは焼け付くまで暴走するしかない――オーバーヒートした心は体にも通じ、穂乃果は高熱に倒れる。ファーストライブの挫折以後は快進撃を続けてきたμ’sという車は、かくて停止した。
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今まで通りでいようとすることは既に今まで通りではなく、それはアキバに仮託された変化を続けるμ’sの本質とも合わない。穂乃果達は、次なる変化を求められるステージへと至ったのだ。#lovelive
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というわけでラブライブの11話レビューでした。正直に言いますとこの作品、これまでの話には物足りなさを感じていました。各話のテーマは明快で見やすかったのですが、「イタさはあっても痛々しさはない」という印象が強くて。#lovelive
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にこのすべり芸のようなイタさはあっても、誰かが取り返しのつかない過ちをしてしまうような、見ていて胸が苦しくなるような痛々しい場面は8話の絵里に片鱗が見えたくらいしかなかった。そういう方向性もアリだけど好みではないな、という不満は今回ついに裏切ってもらえました。#lovelive
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月3日
穂乃果の空回りもことりの悩みも見ていて苦しい。けれどそれがあるからこそ喜びもまたかけがえのないものだと実感できる。これまで巧みに小骨を抜いてきたのだから、逆にそうではない展開も期待していいのだと思います。次回に注目。#lovelive
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月3日