「ラブライブ!」2期2話。ラブライブ予選までの1ヶ月足らずで新曲を作る必要に迫られたμ’sは合宿を敢行する。合宿とは持てる力を一方向に「集中」させるものだが、それには危うさも伴う。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月8日
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海未の登山や特訓へのこだわりも危うさの一例だが、にこと凛の山脈下りダッシュの場面は視覚的にも集中することの危険性を教えてくれる。下方向に集中した力は制動範囲を超えてしまい、落下するまで2人は止まることができない。
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海未・真姫・ことりも同様に、作詞・作曲・衣装作りに「集中」した空間では逆に落ち着かない。にこと凛が曲がることもできなかったように、過度の集中は柔軟性を失わせてしまう。#lovelive
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登山にはむしろ諦める勇気こそ求められるように、物事には集中と同時に分散もまた必要なのだ。作詞・作曲・衣装作りに「集中」すると同時に9人全員よりも小単位へ「分散」する絵里の発案は、この場合ベストな選択だった。#lovelive
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詩の本だけでなく希の言葉だって作詞のヒントになるし、野に咲く花を見ても衣装の手がかりは生まれるし、曲と関係のない会話からも3年生のためにという気負いを抜くきっかけはできる。自分の役割からの適度な分散が、海未達の創作意欲を刺激する。#lovelive
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同時に、3班3人だからこそやりとりもいつもとは少し違ったものになり互いの新たな一面を知る機会も生まれる。大人ぶった真姫がサンタを信じていたり、落ち着いた絵里が暗がりを怖がるなどといった普段からは「分散」した要素を見せれば、それは親しみにもなる。#lovelive
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そうして分散して見つめ直した上で、海未・真姫・ことりは再び集う。それぞれの班からも分散し、互いに浮かんだインスピレーションを集中していく。そういう先に、新たな曲が生まれる。#lovelive
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合宿の記憶はひとところに留まらない。リスのリストバンドのお土産にも、真姫の別荘に残された寄せ書きにも「分散」して、だからこそラブライブ予選へと「集合」していくだろう。結実の時は、もうすぐだ。
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というわけでラブライブ2期2話のレビューでした。主人公の穂乃果に「集中」して終わりまた始めたのが前期ラストと今期の始まりだったわけで、今回はそこから「分散」する回だったとも言えそうです。#lovelive
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この2期はメンバー集めが既に終わった状態から始まっているわけですから、どういった要素に集中しまたどれくらい要素を分散させるかも見どころになりそうですね。さてさて、次回のお話は。#lovelive
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