「波よ聞いてくれ」6話。カレー屋店員をやめて一本で食べていくつもりだったラジオDJの給与はあまりに心もとなく、ミナレは翌日どころかその場で前言を翻す。虚実はマトリョーシカのように入れ子になっている。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月9日
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電話だってかけ間違いは「虚」だが、結果生まれる通話は「実」だ。そしてそうやって虚実の殻が剥ける時、その中には思いもよらぬものが隠れている。外見の全然違う親子でも、酒なり怒りなりで一皮剥けば血脈はありありと表れる。#波よ聞いてくれ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月9日
また例えばマキエにとって両親の死は悲しい「実」だったが、それは兄の妄想という「虚」を生んだ。そしてそれが虚であろうと、そこから生まれた監禁同然の過保護は紛うことなき「実」。そして彼女は兄の事故を機に「虚」を作りそこからの脱出に成功した。#波よ聞いてくれ
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入れ子の中身がいつ出るかなど、誰もそうは分かりはしない。「戦友」だったシセル光明の門出が不幸な未来を内包していたショックは何十年も経っても麻藤の中に引っかかっている。その虚実の入れ子の次の中身を見たいと願えばこそ、彼はミナレに賭けているのだろう。#波よ聞いてくれ
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次回の企画がまるで決まらない状況には怪投稿が採用される未来が入れ子になっており、そしてその中に入れ子になっているのが警察沙汰かオカルトかは分からない。だが間違いないのは、行けば入れ子の中身が現れることだ。#波よ聞いてくれ
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怪投稿には部屋の中身が入れ子になっており、部屋の中には天井の異常が入れ子になっている。この先どんな結末が待っているのか、その中身は未だ誰も知らない。
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というわけで波よ聞いてくれの6話レビューでした。月曜更新予定を試しに前倒ししてますが、今後も継続できるかは不明。冠番組が始まっていよいよラジオなお仕事、と思わせて怪奇探訪が入れ子になってるとか誰が想像したろうか。#波よ聞いてくれ
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一方で、ミナレがいい話っぽくあるいは真面目に対応してるっぽければむしろクズい動機が入れ子になってるのはお約束でド安定。
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垂れ落ちる謎の血が本当に天井から落ちてたとは思わなんだ。そしてこれから起きる出来事をどう番組で使う感じになるのか。色んな意味で次回は目が離せないお話になりそうです。#波よ聞いてくれ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月9日