「LISTENERS リスナーズ」7話。ロンディニウムを訪れイクイップメントの修理を依頼するニル。だが本当に修理が必要なのは――穴が開いているのは彼女の心だ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月16日
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かつては世界の中心だったゴミ溜めに育ち、ここで終わりたくないと叫び、機械いじりが得意でジミへ強い憧憬を抱くライドは立場は違ってもエコヲの同類である。ミュウと出会わなかったエコヲと言ってもいい。
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エコヲとの違いは、ライドはAMPを自作するのではなく故障品を修理していたこと。乱暴な性格であっても、彼の本質は想像ではなく修理にある。つまり「穴を塞ぐ」ことにある。#listeners_rock
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お世辞にも素行がいいとは言えないライドや彼の旧友のリッチーとの日々は、学校からはみ出しエコヲのパートナーともなれなかったニルの心の穴を着実に塞いでいった。3話で描かれたように直すことは直されることで、ニル自身もまたライドの心の穴を塞いでいく。#listeners_rock
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ならば次に塞ごうとするのはもっと大きな穴だ。「見返してやる」とは己の心の尊厳に開けられた穴を塞ぐこと。自らイクイップメントを動かすのはニルの不在の穴を埋めること。#listeners_rock
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しかしそのために突撃した彼らが見たのは大きな穴だった。巨大ミミナシの中にいたのはミュウだったという穴。
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私達は知る。今回描かれたのは同時進行の別場面などではなく、既にミュウとエコヲに何かあった後なのだと。描かれるべき経緯が欠落して(穴が開いて)いるのだと。この穴は今回、けして塞がれない。つまり、ライドの手には負えない。#listeners_rock
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かつてミュウは、現状に甘んじようとしていたエコヲの心に穴を開けた。今また彼女は穴を開ける。ライドとリッチーを殺し、養母とニルの心に穴を開ける。そして、開いたままの穴――エコヲの所在は果たして。
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というわけでリスナーズ7話のレビューでした。おおう、呆気なく死んでもうた。もう少しニルに優しくなりませんかこの世界。果たしたい役割はみなミュウに奪われてしまう……#listeners_rock
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時系列を前後させた構成のもたらす意味なども含めて、次回は色々気になるお話になりそうです。ミュウとエコヲに一体、何があったのでしょうね。#listeners_rock
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