どうも、闇鍋はにわです。先日はシャッコーが初めて立体化されたのが嬉しく20数年ぶりにガンプラを買ったのですが……
オプション武装としてMGコア・ブースターを買ったのが運の尽き、そのままVガンダムも買ってしまうなどガンプラ購入のタガが外れてしまいまして。そしてその中でふと思ったのです。「これはミキシングでオリジナルガンプラを作ってみるチャンスではないか」と。
自分だけのガンプラを作るのはガンダムビルドシリーズに限らず「プラモ狂四郎」などでずっと描かれてきたガンプラの遊び方です。お金も技術もない小さい頃の僕にはやりようもありませんでしたが、そういう遊びへの憧れはずっとありまして。ガンプラ自体が進化を続け様々なツールも充実している今なら僕でもできるのじゃないかと、新型コロナの影響で自粛生活下ということもあり、新しい遊びとして手を付けてみることにしたのでした。
頭:EW版ウイングガンダム
胴体:ダブルオークアンタ
下半身:GP-03Sステイメン
バックパック:GP-01fb
格闘武器:刀(ガンダムバルバトス)
射撃武器:バスターライフル(EW版ウイングガンダム)
盾:ウイングシールド(EW版ウイングガンダム)
僕はアニメ「刀使ノ巫女」が大好きでして、主人公である衛藤可奈美、その御刀‘’‘千鳥’をイメージして組み上げたものです。1話ではどうかしてるんじゃないかとすら思えるこの子が、終わりにはたまらなく愛おしくなっていました。
戦った相手のことをしっかり覚えている可奈美をイメージしたガンプラなので、記録が抹消されたり敗北した機体のパーツを多めに使用。ロングライフルの強照射があるのでゲーム内性能もなかなか優秀。EW版ウイングはHGが出ていないので、立体化にあたってはTV版ウイングをベースに作ることにしました。
悪戦苦闘の末にできあがったのがこちら。
ウイングガンダム衛藤可奈美カスタム "千鳥"
「人のまま鳥に至る」「御刀を振るうことで対話する可奈美のありようを反映する」「戦った相手を忘れない」コンセプトはガンブレ3の時のまま、僕の技術で可能な範囲の立体化を試みました。
腕部は規格の合わないデスティニーガンダムに代わってメルクワンガンダムのものを使用。「忘れない」が大切なのはヒロトも同様ですし。肩や腕から伸びたパーツは本来はヒレをイメージしたデザインなわけですが、白塗りして翼へと解釈を変えています。
下半身はGP-03Sのガンプラがかなり古くとてもそのまま繋げないので、ダブルオークアンタの腰部にGP-03Sのテール・バインダーを「尾羽根」として基部ごと接着。脚部は膝上まではカバーできていませんが、ロングソックスをイメージして膝から足首までは黒に塗り替えました。クリアパーツの下はS装備のイメージで金色に。
一番の改造したのは背面。GP-01fbのバックパックはそのままではクアンタの背面にくっつかないので、背面突起が干渉する部分に穴を開けてハマるように改造しています。クアンタの背面自体は無加工なので、やろうと思えば元の背面に戻すことも可能。ユニバーサル・ブースト・ポッドにはダブルオーよろしくGNドライヴのコーンを取り付けました。このバックパックは本来はビームサーベルの基部も付いているのですが、可動の邪魔なので撤去。
武装はウイングガンダムのバスターライフル、ウイングシールドに加えてカミキバーニングガンダムから刀を拝借。できれば鞘を背面にでも取り付けたいところですが、干渉する部分が非常に大きいため断念。羽根や尾羽根が制限されては本末転倒なので……
モデルとおそろっぽいポーズ。
というわけで生まれてはじめて本格的にミキシングをしてみたわけですが、どんな機体のパーツも入れ替えでくっつくガンブレと違ってリアルのガンプラは大変! 関節の規格が合わないのは想定していましたが、武器の持ち手が合わず購入してみてもハズレになってしまうことも。下調べ大事。HGCEのデスティニーの腕は取り付けられない、HGレッドフレームのガーベラ・ストレートは持ち手ごと他機体にはめようにも規格が合わない……ガンプラビルダーって重課金勢よね。
こちらがミキシングのパーツ取りに使用したガンプラ。
こちらがミキシングへの使用を検討したが使わなかった、あるいは使えなかったガンプラ。
こちらがそれとは関係なく購入したガンプラ。
ミキシングをまたやってみる気力は起きませんが、20数年前はできなかったことをやれるのはとても楽しいものでした。
メラミンスポンジでつや消ししてみたHGバルバトス
トップコートでのつや消しに初挑戦したハロプラ
スプレー塗装&ランナー塗装に初挑戦したHG「リバース」レッドフレーム
そして今回の可奈美カスタムは「ピンバイス加工・サーフェイサー初体験」のガンプラということになります。メルクワンガンダムのパーツは元の黒や濃紺の色が強くそのままではなかなか塗装が乗らなかったのですが、サフを吹くことで塗料がよく食いつくのが実感できました。記事にするかは別として、今後もガンプラ製作は継続的に楽しんでいけそうです。