「デカダンス」3話。カブラギによるナツメの最初の戦闘指導は実戦訓練、「実戦を用いた訓練」……すなわち、現実と虚構の境目である。
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練習する相手こそ本物のガドルだが、カブラギによる戦いの仕組みの解説を含めて物語は「虚構」的だ。そもそも実践(現実の)訓練とは謳っているが、舞台はゲーム内ではチュートリアルエリアと指定されている。#DECA_DENCE
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線引は二分されているようで実際は明白でない。フェイがギアとタンカーの線引で語っているようでいて、要点は単にナツメに死んでほしくない願いにあるように。#DECA_DENCE
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だから「現実」を積み重ねても虚構に留まることもあるし、「虚構」を積み重ねても現実と化すこともある。ナツメの成長には凧や潜水といったより虚構的な訓練の方が効果的だった。
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その最たる例としてナツメの義手の扱いがある。どこまでいっても生身ではないそれは虚構の腕でしかないが、彼女はそれに感謝と親しみを現実抱いている。しかしそれが戦闘には不向きなのも事実で、だから虚構そのものへの無力感を抱いてしまう。#DECA_DENCE
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カブラギが連れて行くのは華やかなギアの武器屋ではなく地下のモグリ(虚構)の武器屋だ。そして、虚構の腕たる義手だからこそパーツ交換できる価値があることを教える。虚構にも現実の強みがある。
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これは替わりの効く体に耐え難くなったマイキーの苦悩と矛盾するようでいてそうではない。ナツメにとって生身の右腕を失った事実も、義手に対する愛着も替えは効かない。ソリッドクエイク社の歯車にはそれがない。#DECA_DENCE
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「本物」は現実と虚構の線引の外にある。「場違い」なところにある。だからナツメの訓練ではない実戦も、地下というこれまで描かれていない舞台やパイプ救出の条件を加えた全く別の場所で行われる。#DECA_DENCE
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それはきっと、ナツメにとって単なる殺し合い以上の何かを見つけ出す戦いになるだろう。カブラギにとってもまた。#DECA_DENCE
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というわけでデカダンスの3話レビューでした。3本指の義手の異形性もチャーミングだったので、普通の腕っぽいのはちょっと寂しいな。テーマで肯定しといてなんだが、デザイン的には生身の腕と換えの効くものになっちゃった印象(読み違いなら失礼)。
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別にこのデザインで固定と決まったわけでもなし、できればもっとトンデモ機能がついてインパクトのある、岩鬼将造が羨むような腕にパワーアップしてほしいぞ(極道兵器未読ですスイマセン)。#DECA_DENCE
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【ゆるぼ】シルヴァ・バレト・サプレッサーの如くビーム・マグナムを一発撃つごとに義手を交換するナツメちゃんhttps://t.co/q3HNpx2pc7#DECA_DENCE#デカダンス#ガンダムNT
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*お知らせ 来週からレビュー順を入れ替えます。木曜:リライズ 金曜:デカダンス#DECA_DENCE
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