「天晴爛漫!」4話。車を売って船賃にする小雨の目論見は、天晴が既に車を分解していたことで霧散する。何でもありの帰還は作劇の都合で阻止されたわけだが、つまり「何でもありは何でも正解なわけではない」
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/mg18G3Mw2S
前回天晴がアルに勝利したように、荒野を行くことは何でもありの道を進むことではある。しかし例えばアルを直接襲うような真似はそこには含まれない。そんなことをしても勝ったことにはならないのは言うまでもない。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
シャーレンもオンボロの0号車でレースに勝つために整備を天晴に依頼するが、緊急加速装置の搭載は拒否する。怖いからではなく、それで勝っても自分をレーサーとして証明したことにはならないからだ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/qt2ocrY5UZ
「何でもあり」はあくまで自分の目的や意識に則った時に可能性を広げるものであって、それすら持たないのは単なる無定見や無軌道に過ぎない。道そのものは無限にあっても、その中で正解を選ぶのはいつも至難の業だ。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
シャーレンの目的は女の自分もレーサーに相応しいと証明することであり、勝利はそのための一手段に過ぎない。だからレーサーらしくない振る舞いをしたデビットは綱渡りに失敗したし、スピンさせられてもレーサーをやめなかったシャーレンは成功した。証明したのだ。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
証明されたからこそ、認めたからこそオーナーもまた、彼女をレース場のレーサーとはしなくとも大陸横断レースへの支援はしてやる。それが女レーサーを認めさせる一番の手段だと背中を押してやる。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
何でもありの荒野を行くことは実は、一歩踏み外せば真っ逆さまのロープの上を歩くのに等しい。賞金首や自動車会社の思惑も絡んだ中で、果たして出走者達はしっかりと歩ききることができるだろうか。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
というわけで天晴爛漫の4話レビューでした。おかえり天晴! 「むちゃくちゃもアリだよ」の前回から「でも通すべき筋はあるよ」としてくれたのはどっしり構えて作品を見渡してくれている感があって安心できるなあ。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
イメージでの走行テストも「何でもあり」だからこそ、想像が甘ければ自分に都合のいいサーキットを作ってしまうだけなので自分を厳しく律せねばならない。実質このシーン、師父が弟子に拳法を伝授してるに等しい……
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/pCYKMaWuxj
その前の、車を改造できないことに不満な小雨にシャーレンと自分の共通点を説明してもらえば納得するのもまたいい。そしてそれでも自分の筋には合わないからアルに紹介する(アルの方では筋が通る)のも話がきめ細かい。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020
レースが始まる前からそれぞれが「心の荒野」を走っているこの作品、やっぱりとても好みだなと思います。続きが楽しみ。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 25, 2020