「コンクリート・レボルティオ」22話は帝告の映画と、怒りで狐面を顕にする笑美の姿から始まる。映画は作り物――幻想だが、笑美の真実の姿をあぶり出したということだ。(以下続く)
— 闇鍋はにわ (@livewire891) July 27, 2020
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今回明らかになる様々な事実は全て、幻想の中に落とし込むことで描かれている。倫子の過去語りも酔いという幻想の中だし、爾朗に真実を告げる「クロード」も長川神から生まれた幻想の人格だ。
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しかし幻想は幻想であるがゆえに、現実を飛び越えて真実をえぐり出す力を持つ。ヘルメットを被った人間が皆クロードになるのは本来彼らにクロード的なものがあるからであり、それは幻想のクロード=爾朗と誰もが同じ悩み苦しみを抱えていることを明らかにする。#コンレボ
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だから爾朗を立ち直らせるのもまた、幻想である。爾朗が「大切なことを思い出させてくれる」と超人課に迎えた風郎太が彼を励ますのはそこに託された爾朗が自らを激励するのに等しく、ヘルメットがなくともそこに幻想の自分は存在している。#コンレボ
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そしてNUTSとの戦いには弓彦も加わり、ここに幻想の共闘が成立する。抗うのも共に戦うのも全てが爾朗と等しい存在という幻想――それはこの場で争い合う者の正義の根底が等しい証明だろう。#コンレボ
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そして時は戻り(進み)、帝告の映画はプロパガンダのために作られた幻想でありながら真実を暴き出す。爾朗は天弓ナイトを物理的にだけでなく、概念的にも殺害していた真実を。
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正義の超人ではなく正義の味方だと明らかにさせ、正義はどこにもないのかもしれないと言わせることで、爾朗は「正義の超人・天弓ナイト」を焼き殺した。着せられた汚名もまた、爾朗を守るために晴らされることはなかった。#コンレボ
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天弓ナイトを殺したのは、天弓ナイトの真実を暴き立てたのは、何より爾朗の「幻想」だった。幻想に守られ幻想を抱き続けてきた彼は、それが幻想であることもまた知っていた。ならばこの先、幻想はどこへ向かえばいいのだろう。#コンレボ
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というわけでコンレボの22話レビューでした。すごいな、クロードのヘルメットを契機に場がほとんどみな爾朗になってしまうというこの力技……多くのキャラが主役に見えるのも必然で、アーラに限らずこの回は爾朗との合体回なのだ。
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そしてだから笑美と輝子は激励にも撃破にも関わらない2人の特別性が示されているわけでもある。やーホント情報が詰まりに詰まってる。#コンレボ
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ヘルメットの支配から脱した弓彦が風郎太に「まだまだ子供だなお前」と言われちゃうのが今回好きなシーン。これもまた「幻想が真実を暴く」一環。さてさて、残りもわずか2話となりました。
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