「天晴爛漫!」6話で天晴号は賞金稼ぎリチャードの車にルートを奪われ走行妨害を受けるが、動物を避けようとしたとまっとうに頭を下げられれば怒るわけにもいかない。「ルート取り」が重要なのはレースだけに限らない。(以下続く)
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫#appare pic.twitter.com/dqbqSDkfB6
例えばアルはディランやTJの命知らずなルート取りに次は負けないと誓うも、これが命のやりとりなら次はないとたしなめられる。それはアルにとって人生のルート取りの甘さを指摘されたに等しい。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/guiZvpzVgo
しかし人生にまで拡大するルート取りであるなら、その解決もディランの真似をすることではなされない。自分には自分に相応しいやり方があるとアルが考え直すことは己のルートを見直すことであり、結果的に大きく変わらずとも生まれ変わりに等しい効果を持つ。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
天晴もまた今回、自らのルート取りを見直す岐路に立っている。アルを下したショートカットが今回は功を奏しないのは、それが本来天晴の採るべきルートではないからだ。車の性能差を機転で補うのは、魅力的なドラマだが彼の目指すものではない。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
車の見直し、走り方の見直し、人への接し方の見直し。全ては人生という荒野の上でのルート取りの見直しであり、天晴もまたその例外とはならない。いや、むしろ彼が科学を始め外部との多彩なチャンネルを持っているのはこれまで描かれてきた通り。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/2WabDMCxEY
己の意思を尊重するように他者の意思を尊重してきた天晴はしかし、共に「荒野」を駆けてきたホトトも見捨てられない。追いつくためのより強力な整備をして待つ時間を無駄にしないことが、彼の選んだ新たな「ルート取り」だった。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/v0DyLHvVUV
最適なルートは常に変化するものであり、また自ら磨き上げていくもの。最短に見えるデスバレーと絶望の谷がチェイスの策謀によってもっとも危険になる中、天晴達はどんなルートを選び直すのだろうか。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
というわけで天晴爛漫の6話レビューでした。レビューでは触れなかったけど小雨がギル一味から逃げ出す時のルート取りも楽しいですねー、探してたのは小動物ということにしてしまう、という……本人の剣はまだルートが見つからないようだけど。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020
独特だけど他者や外部とのチャンネルを持っているのが天晴ですが、それは彼を不変の存在としているわけでもない。荒野でルートを変えるように彼のあり方も変わるし、車が生まれ変われば彼も生まれ変わる。彼の今後も改めて楽しみになりました。#天晴爛漫
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 8, 2020