「ラブライブ!サンシャイン!!」11話でAqoursが挑むラブライブ予備予選では、ピアノコンクールに送り出した梨子の穴をどう埋めるかが重要になる。しかし、穴を埋めるとは代わりになることだろうか。(以下続く)
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine#lovelive pic.twitter.com/M2G57M8piW
代役に任命された曜が小器用にダンスをこなしながらも葛藤を抱えるのは自然な話で、アバンを見ても千歌にとって梨子の代わりが誰にも――自分にも務まらないことを曜は痛感している。代役など、ずっと前から務めたくても務められていない。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine pic.twitter.com/RIVQxd9WmQ
しかし、誰かが誰かの代役を務めるなどもともと無理な話なのだ。それは梨子の電話への反応からも明らかで、例え本人の声で喋ろうと生身とスマホ越しは別物。花丸やルビィはいつものようには梨子の代役・スマホと話せない。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine pic.twitter.com/8iBLg4iyKU
だから曜の悩みを聞く時、鞠莉は千歌の代役であろうとはしない。「千歌っちにも梨子にも話せないでしょ」……代役ではなく鞠莉だからこそ、曜の悩みを聞ける。自分の気持を伝えず回り道した過去を例に助言できるのも鞠莉だからだ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine pic.twitter.com/MkuPzr3FlY
しかし鞠莉の助言を曜がそのまま実行できるわけではない。できればそれは曜が鞠莉の代役ということになってしまう。必要なのは代役ではなく、不在の欠落を受け止めるもの――"器"。#lovelive_sunshine
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
これまでも描かれてきたように千歌という"器"はとても大きいけれど、それが全てを受け止められるわけではない。鞠莉がいて梨子がいて、2人がそういう小さな取りこぼしを受け止めてくれたからこそ、曜は千歌にも受け止めてもらいに行ける。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine pic.twitter.com/eSMqcUfPp6
誰一人だって他者と全く同じ(代役)にはなれなくて、むしろその人だけのやり方を突き詰めればこそ誰かの穴を埋められる。それは曜が千歌とダンスを作り直したことだけでなく、梨子や鞠莉が曜にしてあげた行為にも言えることだ。#lovelive_sunshine
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
1人だけど1人じゃない、8人だけど8人じゃない。ラブライブ予選とピアノコンクール、それぞれ別の場所、自分のいるべき場所にいるからこそAqoursは一体でいられる。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
©プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!#lovelive_sunshine pic.twitter.com/BBtNEmwCh3
千歌から始まった「輝きの器」は、彼女が求める輝きのあり方そのもののようにAqoursの皆に広がり出している。そしてそれは、彼女達を見つめる私達にもきっと届いているはずだ。#lovelive_sunshine
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
というわけでサンシャインの11話レビューでした。いやー、お見事なお話。曜の心に落ちた翳を払う話というだけでなく、千歌の求めしかし1人ではできないものを他のメンバーが拾い上げていくことでAqoursそのものの成長も分かる。#lovelive_sunshine
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020
9人揃った、の先があるのを教えてくれる回でした。これからの彼女達の成長が、いっそう楽しみです。#lovelive_sunshine
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 24, 2020