最終回となる「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」26話では、合体までした前回と打って変わってヒロト達4人の掛け合いはほとんど見られない。しかしもちろんそれは、彼らが繋がっていないことを意味しない。(以下続く)
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戦わないフレディや祈るヒナタも「ビルドダイバーズ」の一員であるように、繋がりは物理的なものや距離の近さだけではない。そして離れていても繋がっているのなら、分離や別離はけしてマイナスの意味だけを持つとは限らない。#g_bd
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4人で固まらないからこそ、カザミやパルは憧れのキャプテン・ジオンや兄シャフリと共に戦える。メイは姉のサラを庇いにも行ける。分離や別離(「失敗」も含む)は更なる繋がりの可能性の萌芽でもあり、これまでの繋がりを広げる行為だ。
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そして、死とは見ようによっては個人の意識が霧散――バラバラに「分離」することでもあり、データの海たるGBNはそのことを可視化する。死によってかけがえのない個人は確かに失われるけれど、そこから広がった無数のものが消えるわけではない。#g_bd
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ヒロトと心を通わせたイヴは死に、しかしそこからメイが生まれ、今度は彼女がいくつもの縁を繋いだ。終わらない繋がりはなく、しかし全てがそれで消えはせず、新たな繋がりを生む。
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「繋がって、別れて、広がって、その先でまた繋がる」……それが人の営みのサイクル、人が生きていくということ。アルスが一因となって生まれたELダイバーのように、私達は存在そのものが誰かのリライズであり、また誰かは私達のリライズ。
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それはきっと、私達と本作の関係も同じはずだ。最終回を迎えた私達と本作の繋がりは確かに一つの終わりを迎える。けれど本作が描いたものは私達の心に残っていくし、そこから生まれるものもきっとあるだろう。#g_bd
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受け取ったものが残り伝わって行く限り、作品は本当の意味では終わらない。願わくばヒロト達の「リライズ」が、あなたの心も勇気づけてくれますよう。
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というわけでリライズ最終回、26話のレビューでした。終わりのその先を見据えさせてくれる、そんな最終回だったように思います。生き方を論じれば必然的に作品論にもなるのだ。#g_bd
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ビルドシリーズも4作目だし、正直「もうやることないのでは」くらいの考えも視聴前はあったんですよね。キャラやメカにも当初そう惹かれたわけではなかったし。#g_bd
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転機になったのは3話の視聴。夢物語のように全て上手くできなくとも力を尽くす意味はあるし、諦めてしまえば何もできないことを描いてくれたこの話を見て「誠実な作品だ」と、信頼できる作品だと、そう思ったのです。https://t.co/UqmVcolEgg#g_bd
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そこからは皆が大好きになっていって。ワクワクして、悲しんで、励まされて。「ぷいきゅあがんばえー」くらいの気分で応援するようになっていきました。だけどそれは心が洗われることではあっても、子供そのものに戻ることではない。#g_bd
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世の中も自分もこんなもんだと諦めることは大人になることじゃない。世の中のままならなさ自分のちっぽけさを噛み締めて、それでも立ち上がるのが大人。本作はそういう姿を描いてくれたし、だからこそ大人向けの――いや、大人になるための作品だったのだと思います。#g_bd
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そういう強さを改めて感じさせてくれたこと、他にも理由はありますが久しぶりにガンプラを作り始めたこと。本作はきっと、僕の心にこれからも残っていくでしょう。スタッフの皆様、素晴らしい作品をありがとうございました。https://t.co/yEwoZDqOoR#g_bd
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ありがとうビルドダイバーズ! お前らみんな大好きだぞ!
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