ガドル工場の破壊準備が始まる「デカダンス」8話では、ゲームに過ぎない筈のデカダンス用の素体が現実を打破する重要なアイテムとされる。ここで起きる虚実の逆転は、8話全体からも言えるものだ。(以下続く)
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
©DECA-DENCE PROJECT#DECA_DENCE#デカダンス pic.twitter.com/XPM1ub8q53
例えばボックスが常時動いている「かの力 素体保管庫」での移動はまるでアクション「ゲーム」のよう――ドナテロが楽しんでいるように、それは紛れもなくゲーム性を持っている。現実はゲーム化し、逆転している。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
©DECA-DENCE PROJECT#DECA_DENCE pic.twitter.com/VHN7dJePgW
ナツメがカブラギを変えたのも、そのカブラギがドナテロ達を変えたのも逆転。しかしマイナスがプラスになるだけが逆転ではなく、プラスがマイナスになることも逆転なのは変わらない。#DECA_DENCE
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
それは劇中はおろか、私達の心の中にもある。ナツメやカブラギの幸せを願う一方、裏切りを唆すターキーに余計なことをしやがってと思う時、私達の心理は逆転している。前者には「自由」を願う一方、後者には「秩序」を求めているからだ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
©DECA-DENCE PROJECT#DECA_DENCE pic.twitter.com/n322hGV8Zx
自由には自由の、秩序には秩序の正負があって真っ白にはできない。個人的な、自由な感情からミナトのカブラギへの保護(秩序)が生まれ、それが事実カブラギにとって大きな助けとなっているように。そしてだからこそ、ミナトがガドル工場破壊になど協力できないように。#DECA_DENCE
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
ターキーは鈍くさくて足手まといのサルコジを、だからこそ都合のいい手駒へと「逆転」させる。そういう繰り返しの先へ、カブラギ達はたどり着けるのだろうか。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
©DECA-DENCE PROJECT#DECA_DENCE pic.twitter.com/WotbJQxwWr
というわけでデカダンスの8話レビューでした。爽快感と懸念が同根なあたり、どうしても警戒しちゃうのである。カブさんみたいな人間ではなくとも、役立たずからヒーローへと「自分を変えたい」誘惑にサルコジも駆られるわけだし。#DECA_DENCE
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020
どうせならサルコジには私達のようにとことん愚鈍で間抜けでいて、それでこその何かを見せてほしい。話数としてはここで2/3、矯正施設が主な舞台の第2幕もそろそろ変化が大きく出る時期かしらん。#DECA_DENCE
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 28, 2020