12話で紫に御刀を6振りも使わせたのが分離後のための伏線、というのは面白いなあ。
刀使ノ巫女 第18話「荒魂の跳梁」 ©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
「刀使ノ巫女」18話を視聴。タキリヒメは人間を見下ろしていると評されるが、逆に言えば人間はタキリヒメを見上げている。それはそれで対等には見ていないという事だ。「剣の立ち合い」という可奈美の発想は、相手を対等に見ようとすればこそ生じる。#tojinomiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月12日
もちろん片方だけで成立するものではなく、人間側の可奈美に対して荒魂側のねねからもアプローチがある事でタキリヒメの変心は成立する。巨乳が大好き、というねねの観点からは人と荒魂の区別がない。#tojinomiko
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そして、ねねから穢れを祓ったのもまた、対等の視点だった。薫の先祖はねねを打倒した後、まるで人と相対するように「またやろうぜ」と手を差し伸べた。そして荒魂より遥かに短命な益子家の人間は、世代を重ねる事でねねと対等の存在になった。#tojinomiko
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可奈美と立ち会う事にしたタキリヒメは、社の中ではなくそこから降り出て可奈美を待つ、それはつまり、対等の高さに立ってみたという事。他の作品なら立ち会いに論戦を混ぜて可奈美の正しさを証明しそうなものだが、可奈美とタキリヒメの立ち合いはどちらが上という決着を付けない。#tojinomiko
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それは立ち合いが相手を知る手段であり、勝敗と関係なく目的は果たされているからだ。それは可奈美が自分と相手のどちらが上かを競うのではなく、ただ相手の美技を見出す事に喜びを感じるのと同じ事なのだろうと思う。#tojinomiko
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一方、タギツヒメはタキリヒメを死なせるまで立ち合い、その結果を人に対するスタンスの差(どちらが正しいか)と断じる。実際はそれは、単に分裂後にノロを吸収したかどうかに過ぎないのに。#tojinomiko
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強さは思想の正しさも、相手に対する理解力も保証しない。可奈美達に迫る強さを持つようになった近衛隊との立ち合いが可奈美達に教えるのは「分からない」という事であるように。歩達の投薬諸々の事情を知らない今回の戦いは、立ち合いとしては半分なのだ。#tojinomiko
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それはきっと、画面上では獅童と寿々花に対して冷笑し荒魂を差し向けるのみの夜見もまた同じなのだろう。彼女が何を考えているのかを知るための立ち合いは、文字通り描かれていない。#tojinomiko
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ちなみに以前、寿々花のレンチン漬物好きは荒魂との「混在」を許容する姿勢の暗喩……と書いたが、先陣というより鉄砲玉ではという獅童の指摘直後に食べる様子は、先陣と鉄砲玉の混在を飲み下す姿勢の現れなのかな、と思う。夜見に対する理解で何かを混同している意味もある?#tojinomiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月12日
タキリヒメを吸収しその記憶を持つ点でタギツヒメはタキリヒメと「同じ」だが、荒魂と現在のねねの変化を見て全く異なる反応を見せる点で両者はやはり「違う」。さて、崩れた三角はどのように変化するのだろうか。#tojinomiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月12日
しかし逃亡者のフードや潜水艦に続き、山狩り回風のキャンプや夜見の荒魂放出など前半の反復が顕著だ。折神家決戦の反復の陽動→本命S装備で実際より残り話数が少ないみたいな錯覚がある。#tojinomiko
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年5月12日
ちなみに獅童のビッグバストについては、アプリのイベントでも結芽から「意外とおっきい」と言われてたり。言及順からすれば夜見と寿々花ほどではない……?#tojinomiko pic.twitter.com/Q9LsPhoMQB
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