あ行-天晴爛漫!

他者というフロンティア――「天晴爛漫!」13話レビュー&感想

レースの外でも常に荒野を走り続けた天晴がついにゴールへたどりつく「天晴爛漫!」最終13話、天晴達は工夫を凝らすもギルを倒すことができない。それは彼が本当に倒すべきは、止めるべきはギル個人ではないからだ。

2つのレース――「天晴爛漫!」12話レビュー

ソフィア救出とギル打倒のため天晴達がゴーストタウンに乗り込む「天晴爛漫!」12話。車は今回移動手段でしかなく、一見するとレース要素は全くないように見える。だが心の荒野を走ってきた本作は、今回も確かにレースを続けている。

「天晴爛漫!」11話レビュー~替えられないものを取り戻せ~

天晴を庇い小雨が瀕死に陥った「天晴爛漫!」。11話では小雨は病院に運ばれるも助かるかどうか定かでなく、天晴はいつになくうろたえる。修理が必要なのはギルに破壊された車だけではない、車に込められていた天晴の、天晴達の心もだ。

「天晴爛漫!」10話レビュー~技術の新旧から理念の新旧へ~

レース再開となる「天晴爛漫!」10話では、列車とレースの自動車が同時出発する新旧対決の様相を呈する。しかし本当に競っているのは――いや、対立しているのは、技術の新旧ではなく理念の新旧だ。

「天晴爛漫!」9話レビュー~荒野で行き交う~

ギルの部下の襲撃を受け、レース小休止となる「天晴爛漫!」9話。そこでの天晴達の様子は微笑ましいが、しかしそれはレース中とどれほど違うものだろうか?(以下続く)©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫#appare pic.twitter.com/NMsJmiBN9q…

「天晴爛漫!」8話レビュー~走る車、走る刀~

「天晴爛漫!」8話のレースでは、修理の疲れで寝入った天晴に変わって小雨がノタノタ運転する一幕が描かれる。天晴の目覚めですぐ終わりこそするが、レース前から各人が"心の荒野"を走ってきたように、今回走るのは天晴ではなく小雨だ。©2020 KADOKAWA/P.A.W…

「天晴爛漫!」7話レビュー~納得という冷却装置~

「天晴爛漫!」7話で生まれ変わった天晴号のエンジンはガソリンと蒸気のハイブリッドだが、冷却装置が不完全で長時間走り続けられない。天晴号の抱えた機構と問題点はすなわち、天晴の思考の機構と問題点である。(以下続く)©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴…

「天晴爛漫!」6話レビュー〜ルート・メンテナンス〜

「天晴爛漫!」6話で天晴号は賞金稼ぎリチャードの車にルートを奪われ走行妨害を受けるが、動物を避けようとしたとまっとうに頭を下げられれば怒るわけにもいかない。「ルート取り」が重要なのはレースだけに限らない。(以下続く)©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS…

「天晴爛漫!」5話レビュー~万人万物これ荒野の上~

「天晴爛漫!」5話、小雨との交流がほとんど描かれていないダイナーの店主はしかし、彼との関係が良好であったことを覗かせる。繋がりは目に見えるものばかりではない。(以下続く)©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#appare#天晴爛漫 pic.twitter.co…

「天晴爛漫!」4話レビュー~無限の道は綱渡り~

「天晴爛漫!」4話。車を売って船賃にする小雨の目論見は、天晴が既に車を分解していたことで霧散する。何でもありの帰還は作劇の都合で阻止されたわけだが、つまり「何でもありは何でも正解なわけではない」©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛…

「天晴爛漫!」3話レビュー~繋がりは己で見出だせ~

「天晴爛漫!」3話。乱入してきたディランは自分から名乗りはしないが、ゴロツキは自然と彼が伝説のアウトロー、サウザンドスリーの1人と気づく。繋がりとは、自ら見出すものである。©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/PTsq…

「天晴爛漫!」2話レビュー~その繋がりはあなたに見えるか~

「天晴爛漫!」2話。天晴の船を直せば帰れるのではと小雨は考えるが、実験用で航続距離も足りないこの船では無理だと天晴はにべもない。繋がって見えるものが本当に繋がっているとは限らない。©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter…

「天晴爛漫!」1話レビュー~そのチャンネルはどこへ続く~

「天晴爛漫!」1話。アメリカ横断レース開始直前に悠々と最終調整する少年・天晴。恐ろしくマイペースに振る舞う彼はしかし、他者と「繋がって」いないのだろうか? 否。©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会#天晴爛漫 pic.twitter.com/UEMdskAKSb — 闇…