か行-小林さんちのメイドラゴンS
TV未放送エピソードだった「小林さんちのメイドラゴン」14話が2期最終話の後で放送となった。今回は14話のテーマと、それがこの順番で放送されたことについての思いを書いてみたい。
日々が続き終わる「小林さんちのメイドラゴンS」。最終回12話は、トールが最後にやらかす馬鹿騒ぎで幕を閉じる。コミカルで日常を大切にしたこの作品らしい終わりと言えば終わりだが――トールはなぜ、最後の最後でこんなことをしたのだろうか?
無二を手にする「小林さんちのメイドラゴンS」。11話、小林さんの腰痛解消に自分の肉を差し出すトールだが、当然食べてはもらえない。副題通り、それは特別料金を払うようなものではない。
世界を股にかける「小林さんちのメイドラゴンS」。10話はカンナのニューヨーク行きとなんでもない1日の対照的な前後半が描かれる。今回はこの構成の意味に注目してみたい。
思いあふれる「小林さんちのメイドラゴンS」、エルマ尽くしの9話は彼女の労働環境への訴えから始まる。待遇改善を求めたエルマが今回得たのは、一体なんだろう?
父の日から始まる「小林さんちのメイドラゴンS」。8話は提供通り「チチに始まりチチに終わる」、物語そのものが両の乳房に挟まれるような構成になっている。今回はここに着目してレビューを書いてみたい。
人と竜が混ざり合う「小林さんちのメイドラゴンS」。7話はファフニールとルコアという珍しい組み合わせで始まり、しかしルコアの冗談を真に受けたファフニールは早々に立ち去ってしまう。誰かと誰かが一緒にいる時は、貴重なものだ。
強きと弱きが共にある「小林さんちのメイドラゴンS」。6話、翔太はルコアに対する主導権を取り戻そうとする。弱者の立場から強者へ変わろうとするわけだが、つまり今回は強弱のバランスを見直すお話だ。
未知を知り既知を改める「小林さんちのメイドラゴンS」。5話ではトールとエルマの出会いが明かされる。二人はどうしてかつて行動を共にしたのか。イルルのバイトも含め、5話で描かれるのは誰かと誰かが一緒にいられる理由である。
すり合わせの日々が続く「小林さんちのメイドラゴンS」4話、後半は遊園地でのひとときが描かれ、また遊園地には回る乗り物が多数存在する。今回はこの"回る"……回転に着目してレビューを書いてみたい
「小林さんちのメイドラゴンS」3話冒頭、リコは自分とカンナが小林家で二人きりと勘違いし妄想を膨らませます。いわばリコは勘違いに幻惑させられたわけですが――幻惑とは、果たして悪いことばかりでしょうか?
イルルを迎え賑やかさを増す「小林さんちのメイドラゴンS」。2話回想、人間の裏切りに激怒したドラゴン達は幼きイルルに彼らとは分かり合えないと告げる。だが、分かり合えなければ一緒にはいられないのだろうか?
ドラゴンと人間の愉快な日常を描く「小林さんちのメイドラゴンS」。本作のドラゴンの社会では混沌勢と調和勢という2大派閥が争っている。そして混沌と調和の争いは、けして戦いだけで描かれるものではない。