ら行-ラブライブ!

「ラブライブ!The School Idol Movie」レビュー~結び直す物語~

卒業式という終わりまで描いておきながら、ラストのメール1つで続きへと結び直されたアニメ「ラブライブ!」2期。しかもあのラストがそのまま劇場版に繋がるわけではなく、接合部はわざわざ描き直して――「結び直して」いるわけだが、この「結び直し」は「ラ…

「ラブライブ!」2期13話レビュー~変わるから尊く、違わぬから貴い~

「ラブライブ!」2期13話。卒業式の送辞を書き上げた穂乃果はいつものようにウキウキで、しかし同時に妹達の高校の制服を見逃さず褒めに戻る。穂乃果は穂乃果らしいまま、変化している。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/ic5BWXf77V…

「ラブライブ!」2期12話レビュー~μ’sの輪~

「ラブライブ!」2期12話。ラブライブ本戦出場を誰よりも喜んでいるのを見抜き、穂乃果はくじ引きをにこに託す。通じ合ったら無言で気持ちは伝わる。いや、同じことを考えてしまう。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/41fbaAMHDD — …

「ラブライブ!」2期11話レビュー~「μ’s」の存在証明~

「ラブライブ!」2期11話。前回、自分達の本質が外との関係にあると気付いたμ’s。その目線は今回、彼女達の内側にも向けられる。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/M74RchRL6t — 闇鍋はにわ (@livewire891) June 10, 2020

「ラブライブ!」2期10話レビュー~答えも力も外にある~

「ラブライブ!」2期10話。寝入ってしまった穂乃果は紅白の勝敗を妹に聞かねばならないし、年が明けたかどうかも自分では分からない。すなわちこの時、答えや決定権といったものは己の外にある。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/rS…

「ラブライブ!」2期9話レビュー~太陽の通る道~

「ラブライブ!」2期9話。最終予選当日は雪が降り、太陽は隠れている。ライブに備えて穂乃果もらしさを封印してなかなか寝床から出ない。つまり隠れている太陽とは「穂乃果」であり「アイドル」だ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com…

「ラブライブ!」2期8話レビュー~表すもの、溢れるもの~

「ラブライブ!」2期8話。最終予選のインタビューで、穂乃果は優勝を宣言する。もちろんそれは思いつきではなくかねてよりの目標だが、公言することは違う意味を持つ。表すことは意味を持つ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/DHRx0…

「ラブライブ!」2期7話レビュー~元通りは別物~

「ラブライブ!」2期7話。いつの間にか太っていた穂乃果は、体重を戻すためにダイエットの必要に迫られる。だがそうやって「元に戻った」ものは以前と同じなのだろうか?©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/UwyDUqaPhA — 闇鍋はにわ (…

「ラブライブ!」2期6話~仮装の核、変化の核~

「ラブライブ!」2期6話。ハロウィーンイベントに呼ばれたμ’s。この場合のハロウィーンは仮装イベントだが、そもそもアイドルとは仮装するものであるとも言える。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/tdf5BZ8hdE — 闇鍋はにわ (@livew…

「ラブライブ!」2期5話レビュー~遠くは近く~

「ラブライブ!」2期5話。修学旅行で不在の穂乃果に代わる臨時リーダーに指名された凛は、自分はとても向いていないと及び腰。それは彼女が、リーダーと自分は一番「遠い」と感じているからだ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/IiZ…

「ラブライブ!」2期4話レビュー~夢の境界線、現実の境界線~

「ラブライブ!」2期4話。ラブライブ予選落選の悪夢はあくまで穂乃果の見た夢であって現実ではない。しかし夢でも現実のように見せられれば恐ろしい。夢と現実の境界があやふやな時には、必ず混乱が起きる。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twi…

「ラブライブ!」2期3話レビュー~差異あればこそ対等~

「ラブライブ!」2期3話。第2回ラブライブの予選にはランキング順位は関係ない。しかし、同条件はそのまま対等にはなるわけではない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/Hws4hSNEO3 — 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月12日

「ラブライブ!」2期2話レビュー~集中と分散~

「ラブライブ!」2期2話。ラブライブ予選までの1ヶ月足らずで新曲を作る必要に迫られたμ’sは合宿を敢行する。合宿とは持てる力を一方向に「集中」させるものだが、それには危うさも伴う。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/m25RLCiA…

「ラブライブ!」2期1話レビュー~石段を駆け上がれ~

「ラブライブ!」2期1話。音ノ木坂学院の廃校は阻止され、穂乃果はなんと生徒会長に就任。彼女もμ’sも間違いなく上方向に「変わっている」。しかし、上方向だろうと変化は痛みや苦しみを伴わないわけではない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic…

「ラブライブ!」13話レビュー~「終われない」から「終わらない」へ~

「ラブライブ!」13話。平手打ちの感触は穂乃果からも海未からも消えていない。終わり時を失ったゆえの衝突は終わっていないわけだが、「終わらない」ことは全て悲しみ苦しみを生むわけではない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/R…

「ラブライブ!」12話レビュー~太陽は死んだ~

「ラブライブ!」12話。高熱に倒れた穂乃果が目を覚ますと、μ’sはラブライブへの出場を辞退していた。終わったことが問題なのではない、自分で終わらせられなかったことが問題なのだ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/AQhxPcf2Me …

「ラブライブ!」11話レビュー~高坂穂乃果はオーバーヒートする~

「ラブライブ!」11話。μ’sのスクールアイドルランキング順位は更に上昇、穂乃果と海未は色紙にサインを求められるがサイズが合わない。今回描かれるのは、そうしたギャップの数々だ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/GTdjcgRHjJ …

「ラブライブ!」10話レビュー~同じステージ上の個性~

「ラブライブ!」10話。先輩呼びの禁止されたμ’s。年齢差だって個性であり、寝食を等しくする合宿と合わせれば一見これは個性を消す試みのように見える。だが、個性とはそんな脆いものだろうか。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/6…

「ラブライブ!」9話レビュー〜μ'sとはアキバである〜

「ラブライブ!」9話。今回の舞台はアキバ。しかしここで言うアキバとは地理を指すものではない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/kraQG6jdBW — 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月1日

「ラブライブ!」8話レビュー~心のピース、集団のピース~

「ラブライブ!」8話。バレエの思い出に蓋をするようにドアを閉める絵里。かつての悔しさは彼女の心の「穴」であり、しかし蓋をしても隠しても穴は埋まらない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/Gr8LGsf4PH — 闇鍋はにわ (@livewire…

「ラブライブ!」7話レビュー~人を知るには原点を見よ~

「ラブライブ!」7話。「ラブライブ」の開催決定を告げる花陽に、穂乃果はそれが何なのか聞く。それは単にイベントの詳細を問うているのではない。問われているのは、この作品は何なのか?という原点だ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitte…

「ラブライブ!」6話レビュー~μ’sのオーバーホール~

「ラブライブ!」6話。カメラを向けられると、人は自然と自分を点検して(見直して)しまう。今回は7人になったμ’sが自分達を見直すお話。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/GqweCsEPDv — 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月29日

「ラブライブ!」5話レビュー~遠くのようで近く~

「ラブライブ!」5話。ファーストフードで仕切り一枚挟んで向こうにいるにこの行動は、近くなのに遠くのように見えず、しかしやはり近くだから影響してしまう。今回はそういう距離感の不思議の話。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/…

「ラブライブ!」4話レビュー~情けは人のためならず~

「ラブライブ!」4話。無観客だったμ’sのファーストライブに駆けつけた1年生、花陽。今回は引っ込み思案な彼女が友人に助けられる話だが、そもそも彼女自身もμ’sを助けた人間だと言える。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/XFWmFBC…

「ラブライブ!」3話レビュー~成功も失敗も束ねて~

「ラブライブ!」3話。異なる様々なものを束ねてファーストライブへこぎつけたμ’s。しかしそうやって何かを束ねる時、良いものだけを集めるなどと都合のいい選択はできない。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/4QBapSbfuT — 闇鍋は…

「ラブライブ!」2話レビュー~持ち寄る力は1つじゃない~

「ラブライブ!」2話。謎めいたところのある副会長・希は様々な形で穂乃果達の活動を支援する。支援の形が様々とは、力の形が様々ということだ。©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/slnGMBD4Kc — 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月…

「ラブライブ!」1話レビュー~握手する差異と共通性~

「ラブライブ!」1話。廃校の知らせに気絶し、目覚めれば夢と勘違いしスキップ。主人公の穂乃果は多分にズレた――他人と違う、差異のある娘だ。しかし、差異は単に否定されるものだろうか?©2013 プロジェクトラブライブ!#lovelive pic.twitter.com/uUjcQnSE…