「ラブライブ!」2期4話。ラブライブ予選落選の悪夢はあくまで穂乃果の見た夢であって現実ではない。しかし夢でも現実のように見せられれば恐ろしい。夢と現実の境界があやふやな時には、必ず混乱が起きる。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月15日
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皆の夢と同じ反応を穂乃果が恐れるのも、自分達の予備予選突破がすぐ信じられないのも夢と現実の境界があやふやだからである。海未に至っては恐怖で耳を塞いでいた結果、結果が発表されている現実すらすぐには気付かない。#lovelive
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そういうあやふやさがあるのは、元より夢と現実の一致が難しいからだ。夢のある巨乳は狭い通路という現実を通過できないし、逆に突破できる現実は凛にとってはとても夢のないものだったりする。
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今回の主役のにこはそのあやふやさ、不一致にもっとも悩んでいる。1年の時のスクールアイドルは失敗してしまった「現実」があっても弟妹の抱いている「夢」は裏切れないし、何より彼女の中でくすぶり続けている。#lovelive
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自分がピンのアイドルでμ’sの皆はバックダンサー。合成写真までするイタい行動は夢と現実を取り繕う弥縫策ではあっても、その隙間を縫い合わせて境界線にはしてくれない。そしてその隙間は、にこと皆の間にわずかに空いたままの隙間でもある。
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だから穂乃果達がにこに単独ステージを用意してあげることは、にこのついた嘘(夢)を現実にするだけに留まらない。にこは知る。もう自分の夢は自分1人がアイドルになることではなく、μ’sの皆でより輝くことなのだと。#lovelive
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1人だけのステージはこれでおしまい。現実には終わっていたにこの夢は、1人で歌う最後のステージで本当に終わることを許される。境界線を引かれる。そして9つの風船は、より高い空へ飛んでいく――
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というわけでラブライブ2期4話のレビューでした。ううん、だいぶ手こずったな。「夢と現実」というX軸はすぐ目についたものの、「境界」というY軸が浮かばずフラフラして悩んだと言うか。#lovelive
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にことμ’sの他のメンバーの関係性が進んだからこそ、にこ自身も次に進める、一番傷ついてきたであろう彼女をケアする回だったように思います。さて、予告を見た感じ次は凛の主役回?#lovelive
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月15日