あ行-オッドタクシー
遂に全てが明かされる「オッドタクシー」。ドブは10話で自分と小戸川をオッド、「二つ一組の片方」だと説明したが、もちろん二人はそんな関係ではない。最終回となる13話、小戸川が出会った真の"オッド"とは誰だろう?
終幕近づく「オッドタクシー」12話、ドブと1億を乗せた小戸川のタクシーはUターンする。そして、来た道をさかのぼるのはこれだけではない。
物語の大きな秘密が明かされる「オッドタクシー」11話だが、それは事態をスッキリさせてはくれない。解決策が事態を改善してくれるとは限らない。
いくつもの糸がほぐれては絡む「オッドタクシー」。10話ではまた新たな関係性がいくつも編まれる。人と人の距離は、見た目通りとは限らない。
静けさの奥で混迷深まる「オッドタクシー」。9話で小戸川は、警官である大門弟の助けを求めず柿花の救出に向かう。本職ばかりが正解を出せるとは限らない。
血生臭さの増してきた「オッドタクシー」。8話では小戸川を始め様々な人々の思惑が行き交い、誰もが嘘を付く。しかし、そこに真は無いのだろうか?
流れに全てが奪われていく「オッドタクシー」。7話は初登場の矢野のラップ調のトークが目を引く。そして、勢いで物事が決まるのは彼の口ぶりだけではない。
縁と切れ目が錯綜する「オッドタクシー」。6話は意外な結びつきの開示や誕生、あるいは逆に切断や消失が描かれる。敵対は対立から、共闘は共感から生まれる――とは限らない。
絡み合い深まる「オッドタクシー」5話では、小戸川はいつも以上に多くを乗せる。タクシーはほとんど一期一会の仕事だが、だからといって降りた瞬間に全てが消えたりはしないものだ。
ありふれた狂気の「オッドタクシー」。4話は小戸川の台詞はなく、30分はひたすら田中という男の独白に費やされる。独白とは一方的なものだ。どうあがいても、それは偏りを免れない。
相乗りすれ違い「オッドタクシー」。3話、柿花は電話する黒田の言葉を自分へのものと勘違いし、しばし幻の会話が成立する。話が通じる・通じないとよく言うが、どれ程確かなものだろう。
「オッドタクシー」2話では独身中年、アイドルグループ、漫才コンビなど同格の組み合わせが多く現れる。しかし同じ存在である以上、彼らは常に等しい存在ではいられない。最初は小さくとも、その違いは大きくなっていくものだ。
タクシーに様々なものが乗り合わせる「オッドタクシー」。擬人化された動物のかわいらしい外見と裏腹に、主人公同様にどこか偏屈な物語は掴みどころが難しい。テーマとまではいかないが、全体に影響するであろう1話の特徴を探ってみたい。