な行-波よ聞いてくれ

「波よ聞いてくれ」12話レビュー~波間にあれ~

「波よ聞いてくれ」12話。日ごろ私たちは虚実を明確に区別できている、つもりでいる。しかし、虚実の境はそれほど確固たるものだろうか。また確固としていていいものだろうか。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/gjCqeM…

「波よ聞いてくれ」11話レビュー~波に触れるように~

「波よ聞いてくれ」11話。人殺しにゾンビと別作品のような雰囲気で始まったラジオドラマだが、アバンで早々にいつものボケ&ツッコミの調子に戻る。「我に返る」とも言う。「虚構から現実に戻る」とも言う。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞い…

「波よ聞いてくれ」10話レビュー~虚構の上で決着せよ~

「波よ聞いてくれ」10話。久連木を慕う瑞穂とそれを遠目に見る甲本という構図は虚構の三角関係だが、久連木への憧れに決着を付けねば瑞穂は変われないだろう。虚の恋敵にも実は宿る。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/…

「波よ聞いてくれ」9話レビュー~嘘つき異種格闘技戦~

「波よ聞いてくれ」9話。ラジオで虚構を生業としたミナレに入る、女たらしの嘘つき元カレ・光雄からの連絡。これはデートなどではない、嘘つきの異種格闘技戦である。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/etwhSzpYyK — 闇…

「波よ聞いてくれ」8話レビュー~虚実は親子関係~

「波よ聞いてくれ」8話。ミナレの唐突な尼僧願望という虚は瑞穂の真心の説得を生み、そしてそこからは性転換して彼女と添い遂げようという虚が生まれる。虚は実の親であり、実は虚の親である。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twi…

「波よ聞いてくれ」7話~しっぺ返しする虚実~

「波よ聞いてくれ」7話。相談者・沖の打ち明け話は、行方不明の恋人・律子に関するもの。彼女がどうなったのか、何が実で何が虚なのかは誰も知らない。だが何が虚で何が実かなんて、そもそも簡単に分かるものだろうか?©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成…

「波よ聞いてくれ」6話レビュー~虚実はマトリョーシカ~

「波よ聞いてくれ」6話。カレー屋店員をやめて一本で食べていくつもりだったラジオDJの給与はあまりに心もとなく、ミナレは翌日どころかその場で前言を翻す。虚実はマトリョーシカのように入れ子になっている。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞…

「波よ聞いてくれ」5話レビュー~相補する虚実~

「波よ聞いてくれ」5話。ラジオの打ち合わせをしなければならないが、落ち込んだ今のミナレには瑞穂のお祝いタイムが必要だ。「虚」が無ければ、虚無的な「実」に立ち向かえない。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/KeW…

「波よ聞いてくれ」4話レビュー~寄せては返す波はみな別物~

「波よ聞いてくれ」4話。部屋の様子は同じようでも、うたた寝の内に過ぎる3時間。時はあっという間に過ぎ、その中では全てが同じでいられない。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/jbNQDVhob4 — 闇鍋はにわ (@livewire89…

「波よ聞いてくれ」3話レビュー~ハマる虚実の凸凹~

「波よ聞いてくれ」3話。ミナレをクビにする宝田は「実際」のところ、彼女を使えない社員と思っていたわけではない。基準は虚実とは別のところにある。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/X8arj0mgL5 — 闇鍋はにわ (@liv…

「波よ聞いてくれ」2話レビュー~虚実陰陽~

「波よ聞いてくれ」2話。ミナレの転職を止めたい中原はラジオを虚業という。「実」業と対になるからこそ「虚」業。前回は虚実のボーダーに触れたが、それを越えるのはミナレだけだろうか?©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter…

「波よ聞いてくれ」1話レビュー~虚実の波間を聞いてくれ~

「波よ聞いてくれ」1話。ヒグマにガン見されて始まるラジオ番組。このアバンは嘘だと後に分かるわけだが、主人公・ミナレが危険なものを前にしているのは変わらない。©沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局#波よ聞いてくれ pic.twitter.com/DAJKlU6iBa — 闇…