「波よ聞いてくれ」7話。相談者・沖の打ち明け話は、行方不明の恋人・律子に関するもの。彼女がどうなったのか、何が実で何が虚なのかは誰も知らない。だが何が虚で何が実かなんて、そもそも簡単に分かるものだろうか?
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年5月16日
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沖の打ち明け話の中ですら虚実は入り乱れている。人跡稀な秘湯でも観光客が来る可能性を0にする(実にする)のは困難で、同時にそれは遭難(温泉旅行を虚にする)フラグでもあったりする。#波よ聞いてくれ
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ミナレは勘違いをしている。話していることを含め沖の部屋にあるのは全て虚であり天井裏には実だけがあると。レイヤーを変えれば虚実が切り替わると、巫女コスを着る自分はそれを区別できると思っている。#波よ聞いてくれ
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確かにそこには天井から滴る腐臭の正体はあった。水道設備の水漏れ、腐乱した肉がちょうど小柄な女性1人分になりそうな袋達。だがそれを見たミナレが実を見ているとは限らない。
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得意げに世の理が分かったと語り、動機の妄想を弄んだ彼女に待っていたのは、腐肉の袋は自分が床下に忘れたマトンの成れの果てだったという実。酔い潰れて部屋へ返してもらった時と同様に、またも勘違いで沖に大迷惑をかけてしまった現実。#波よ聞いてくれ
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第1回放送でミナレがしたのは「現実より現実のような嘘」だった。だが世の中には「嘘より嘘のような現実」もまた存在する。虚実の荒波を行くのなら、その危うさを知らなければならない。#波よ聞いてくれ
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上出来も上出来だった前回から一転、歯切れ悪く自分の恥を晒すこととなった第2回放送。それでもどうにか、沖からの告訴は取り止めてもらえた。実ではなく虚にしてもらえた。「波よ聞いてくれ」は、この大失敗まで含めて波間に在るのだ。
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というわけで波よ聞いてくれの7話レビューでした。確かにマトンがどうこう電話で言ってたが、ホラーみたいな展開の正体がこれとは流石に予想せなんだ。#波よ聞いてくれ
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自覚無自覚を問わず、虚実を「そうはできんでしょ」ってレベルで踏み越えていくミナレ。本人には嬉しくないでしょうが、「持ってる」のが順逆両方で見えるのはとても面白い流れだったと思います。#波よ聞いてくれ
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しかしそうなると律子は本当にどうなったのか。そしてあとラジオ番組としてはあと何回分あってそれにどんな意味付けがされるのか。前者は設定されてても放送分では出ない気もしますが、色々と先が気になる回でした。#波よ聞いてくれ
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