ま行
暗中模索の「まちカドまぞく 2丁目」。2期最終回12話ではミカンの呪いを巡る騒動のてん末が描かれる。あーだこーだなんだかんだの解決から見えるのは、ある種の運命の存在である。
学期と共に前進する「まちカドまぞく 2丁目」。11話では夏休みが終わり新学期が始まる。そして、シャミ子の新学期は学校だけに留まらない。
違い重ねる「まちカドまぞく 2丁目」。10話ではシャミ子の杖の新たな可能性が示される。人と人のふれあいは、異なる地図の重ね合いだ。
隠してもためにならない「まちカドまぞく 2丁目」。9話は再び闇落ちする桃とシャミ子の友人(?)小倉しおんが軸になる。今回は二人を対比から、桃の"尻尾"について考えてみたい。
謀りの「まちカドまぞく 2丁目」。8話冒頭、シャミ子は必殺技を覚えようとするがそう都合良くはいかない。しかし、今回の話では間違いなく必殺技が決まっている。
不調でどうもドツボにハマったようで、何度も見ても何を書いていいのか分かりません。候補になりそうなものはありますがしっくり来ず、これで書いても嘘になってしまいます。すみません。
満ち足りる「まちカドまぞく 2丁目」。6話では桃の姉・桜の行方が明かされシャミ子と桃の関係にも変化が訪れる。2つに折ったポッキンアイスのように、幸せは不完全なところにこそある。
レンズが動く「まちカドまぞく 2丁目」。5話では意外な場所に意外な人物が現れる。私達の世界の問題とは、しばしばピントの問題である。
忘却の「まちカドまぞく 2丁目」。4話ではひょんなことからシャミ子のバイトが始まる。未来や世界は、間違いからも始まるものだ。
世界広がる「まちカドまぞく 2丁目」。3話ではシャミ子の家にインターネットが開通する。今回はネットとの出会いを通してシャミ子の未来が広がるお話だ。
まっすぐ進まない「まちカドまぞく 2丁目」。2話では桃の姉の手がかり探しから意外なものが見つかる。大事なものは直線上にあるとは限らない。
光と闇の「まちカドまぞく 2丁目」。1話は前期の終わり、決闘を申し込んだシャミ子と遊びと勘違いした桃のズレたやりとりから始まる。この作品は徹底的に、どこまでもズレた作品だ。
魔法使いの国や正直者の国など多くの国を訪れてきた「魔女の旅々」。最終回となる12話でイレイナが訪れたのは「あなたの願いを叶える国」――しかし「大金持ちになれますように」と念じながら門をくぐった彼女を待っていたのは金銀財宝ではなかった。大金持ち…
魔女イレイナが様々な国を渡り歩く姿を描き、TOKYO MX他で昨日ついにフィナーレを迎えた「魔女の旅々」。その最終回12話は、9話との関係性が大きくクローズアップされた興味深い展開になっていた。本ブログでは通常は1話単位のレビュー&感想を書いているが…
見知らぬものと己の因果の元をたどる「魔女の旅々」。11話冒頭、自由の町クノーツで再び魔法使いが狙われているとイレイナは知る。面倒を避けるため彼女は魔女であることを隠そうとするが、もちろんそれは魔法が使えなくなるわけではない。正体を隠すことは…
イレイナが毎回様々な国を訪れる「魔女の旅々」だが、10話で旅をするのは彼女の師であるフラン、サヤの師であるシーラの2人だ。2人は連れ立って旅に出るにあたってそれが休暇であることを――日頃の立場から離れたものであることを強調する。2人にとっても旅は…
イレイナが世界の、そして人の心のあちこちを巡る旅を描いてきた「魔女の旅々」だが、9話では時間すら超えた旅が描かれる。時を遡る魔法――SFでも見るような話だが、その魔法が遡行させるのはけして時だけではない。私達が書物を読んで擬似的に過去へ遡行でき…
行く先々でイレイナが奇妙なものを見る「魔女の旅々」。イレイナは8話で訪れた国では「切り裂き魔」の話を耳にする。てっきり人殺しとばかり彼女は思っていたが、実は切り裂かれていたのは「女の命」であった。そう、切り裂かれるのは人の命とは限らないのだ…
敵の攻撃によってその身を砕かれた龍神丸を救うため、ワタル達が旅する様子を描いてきた「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」。かけらが揃い復活したものの、9話では龍神丸の魂が闇に落ちていたという驚きの事実が明かされる。体が復活しても魂が戻っていない…
仲が悪く壁で左右に別れた国と、共にぶどう酒を名産とする仲の悪い村の2つを舞台に前後編で描かれる「魔女の旅々」7話。仲の悪さという以外はほとんど関係ないようにも見える2つの話はしかし、やはり30分の1つの話だ。重要なのは、壁にしろぶどう酒にしろイ…
「魔女の旅々」6話でイレイナが訪れるのは、国王の魔法の剣によって国民が嘘のつけなくなった「正直者の国」。しかし嘘がつけないことと正直者であることはイコールではないはずで、そこには論理の飛躍が――言ってしまえば嘘がある。正直者の国という国名はそ…
神部七龍神の力を借り、龍神丸と味方の魔神の合体したような新たな魔神を見せてきた「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」。8話の新たな姿のモチーフは邪虎丸……つまり虎の力を得た龍神丸というわけだが、「竜虎相搏つ」の言葉もあるように龍と虎は特別なライバ…
「魔女の旅々」5話は街中で売られる本を見たイレイナがかつて訪れた国を回想するところから始まるが、後になって分かるようにその本、「フランの冒険譚」の売られている国はほとんどフラン一色に染まっている。フランが何かしたわけではないのに、彼女の魔法…
「魔女の旅々」4話は王女と城の料理人の恋を、まるでおとぎ話のようにイレイナが語るところから始まる。身分を越えた関係を育むような恋とは魔法に等しく、つまり魔法には身分を始めとした垣根を越える力があるのだ。
闘技場で戦いの繰り広げられた前回と打って変わって、遊園地という平和そのもののの世界が舞台となる「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」7話。正反対なのは舞台だけではなく、ワタルに課せられる試練も同様だ。
「魔女の旅々」3話は、森を飛んでいたイレイナがその先の花畑に目を奪われる場面から始まる。狭く陰鬱な森の中を飛んでいたためにいっそう花畑の美しさに魅入られたわけだが、嫌なことや不運で気分が沈んでいた時にちょっとした優しさや美しさに救われた経験…
フランの下で魔女となって3年が過ぎ、すっかり旅慣れたイレイナが描かれる「魔女の旅々」2話。今回彼女が訪れる国は文字通り魔法の使える人間しか入れず、またその最高位である魔女は相当にチヤホヤされるはずなのだがイレイナはどこの宿からも宿泊を断られ…
第5世界での戦いの決着、そして次なる世界が描かれる「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」6話。「力こそ全て」は必ず暴走して「力だけが全て」になるというのが前回の話だったが、ならば今回の答えは当然、「暴走する力にどう対抗するか」となる。
魔女イレイナが旅の中さまざまな場所を訪れる「魔女の旅々」。旅を望むきっかけとなった幼少期の描写から分かるのは、彼女が子供らしくとても純真であることだ。 魔女になれば旅に出ていいと言われて素直にその道を志し、来る日も来る日も必死に勉強を重ねる…
画面の外で第3・第4の世界を突破し、西洋風の世界でバトル大会が繰り広げられる「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」5話。バトル大会では強さが物を言うが、この5話ではその行き着く先が描かれる。