「ラブライブ!」2期8話。最終予選のインタビューで、穂乃果は優勝を宣言する。もちろんそれは思いつきではなくかねてよりの目標だが、公言することは違う意味を持つ。表すことは意味を持つ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) May 29, 2020
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それが分かりやすいのは恋愛に関する海未の反応で、恋愛経験が無いのは分かりきっていてもそれを口にする(表す)のが苦痛だし、恋愛映画もラブシーンが描かれる(現れる)のに耐えられずビデオを止めてしまうほど。#lovelive
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しかし誰もがそんなに分かりやすいわけではない。新曲でラブソングはどうかという希の提案は、穂乃果達には単なる一案としか映らない。そこに彼女の希望が隠れていると気付けるのは絵里だけ――ではなかった。#lovelive
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真姫もまた、絵里のそうした反応を鍵に表れていないものへ踏み込んでいく。自分の心を素直に表せない彼女はしかし、他者の素直に表せない心を感じ取る聡明さも身につけ始めている。#lovelive
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希の部屋に入ることは希の心に入ることで、そこでは彼女がμ’sにどれほどの思い入れを持っているかが大事にしまわれている。表れなくとも存在しないわけではなく、しかし表すか引き出すかしてもらわねば見えない。
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「9人で力を合わせた曲を作りたい」……自分の心の中でもやはり自分の心を隠してしまう希を、しかし絵里と真希は逃さない。2人が希に代わってその心を「表せ」ば、穂乃果達だって希の心の中に入ってこられる。9人は揃う。#lovelive
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奥も奥に自分の心をしまい込む希にはそれくらいの荒療治が必要で、そして雪を見て穂乃果達は希の部屋から駆け出す――希の願いがあふれるように駆け出す。
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雪を見て穂乃果達がつぶやく言葉はそれぞれの心から溢れたもの。「表れたもの」。それらをつなぎ合わせれば、希の望みは形になって表れる。新曲が生まれる。果たして、彼女達が最終予選で歌う曲は。
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というわけでラブライブ2期8話のレビューでした。絵里と真姫の2人がかりでようやく掬い上げられるあたりに希の面倒臭さが証明されている。ドロっとした感じはないが、μ’sがなければどうなってたのだこの子は。#lovelive
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なんだかんだ「勝負」といった要素を避けてきた本作、A-RISEとの競争となる次回はどんなお話になるのかしらん。#lovelive
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