「LISTENERS リスナーズ」9話。今回はしきりに自我の危機といったものが描かれる。それは単に薬物によって失われるわけではない。
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カウンシル部隊の子供達はトミーの手足であり、そこに個人としての意思はあるようでない。トミーですら自分はエース元帥の心の底の望みに従っただけだと言う。敵討ちや憎しみに駆られてニルも冷静ではない。自分で自分を操っているようで、操られている。#listeners_rock
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他者を鏡として自分を託している者は本当の意味での自我を持っていない。自己決定する力を持っていない。ミュウとジミが問答するように鏡だらけの部屋に見えるのは自分だけで、しかし本当はそこに「わたし」はいない。
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エコヲはミュウに誰だと言われ呆然とする。それは彼女に託したエコヲの自我の消滅でもあるからだ。けれどそんなものは最初から存在しない。鏡像に過ぎない。
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むしろ他者に託さぬ自我を持つ者は、逆に他者に自分を重ねる優しさを持つこともできる。ジョーが旧友に代わってニルを助けるように。マーシャルが自分と同じ弱虫のエコヲを助けるように。#listeners_rock
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自失の果て、キーパーツ片手にミュウのように放り出されたエコヲのこれからは、きっとそういう力を彼にもたらすだろう。しかしそのためにはまず、鏡を割らねばならない。割って、世界を見なければならないのだ。
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というわけでリスナーズの9話レビューでした。うーん、難解だった。ミュウを止めようとするエコヲの「僕は、君は」という台詞に実像と鏡像の境界のあやふやさが出ていたように思います。#listeners_rock
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まだビシッと決める域には達していなかったということで、エコヲの成長に期待。#listeners_rock
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