「ラブライブ!」5話。ファーストフードで仕切り一枚挟んで向こうにいるにこの行動は、近くなのに遠くのように見えず、しかしやはり近くだから影響してしまう。今回はそういう距離感の不思議の話。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月29日
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アバンで描かれるのは、解散しろと迫る敵対的なにこの姿。敵対的とは「遠く」だと言えるが、しかしそれを言う彼女はわざわざ練習を覗き見しに来るほど「近く」に来ている。#lovelive
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真姫のように素直でなく、花陽のようにアイドルが好きで、変装を見ても分かるように穂乃果のようにおっちょこちょいで、海未のように好きなものに近づけない。本質としてにこはμ’sの皆に「近い」のだ。#lovelive
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そういう彼女にお世辞という表面的な近さで迫っても、逆にその距離は遠く開いてしまう。近づこうとしても遠ざかってしまうその性質は取り付く島もなさそうで、実際のところそうではない。#lovelive
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「にこ先輩はアイドルが好きなんでしょ、それでアイドルに憧れてて、私達にも興味があるんだよね。それって、ほんのちょっと何かあれば上手くいきそうな気がするんだけど」……穂乃果は鋭くそれを見抜く。難攻不落に見える城が実は脆いことを。
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かつてスクールアイドル仲間にあなたと私達は違うとついてきてもらえず、今は穂乃果達に自分と私達は違うと差異を強調するにこの実像は、しかし先述したように皆とそう変わらない。だから、海未と初めて知り合った時のやり方との「共通性」を頼りに穂乃果は道を開く。#lovelive
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お世辞ではなく仲間として。しかしアイドル知識に長けた先輩への敬意を払って。差異だけでも共通性だけでもなく接することが、にこと最も近くにいる方法となる。けれどそれは実際のところにこに限らず、誰にだって言えることだろう。#lovelive
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にこという差異を取り込んで、μ’sは更に飛躍する。晴れた雨雲とはにこの鬱屈だけではない。彼女と世界の間の雨雲のような仕切りもまた、取り払われたのだ。#lovelive
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というわけでラブライブ5話のレビューでした。9人の物語でも穂乃果がちゃんと主人公してるのを感じます。1話で示された彼女の「違いを統べる力」とでも呼ぶべきものはあやふやでもしっかり発揮されていて、それがμ’sを引っ張っている。次回はそれを見つめ直す話になるのかな。#lovelive
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月29日