ギルの部下の襲撃を受け、レース小休止となる「天晴爛漫!」9話。そこでの天晴達の様子は微笑ましいが、しかしそれはレース中とどれほど違うものだろうか?(以下続く)
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参加者達の好敵手としての仲の良さはレース中にも描かれてきたし、ディランとチェイスのあっち向いてホイ乱闘やソフィアとTJの飲み比べのようにレース外にも競争はある。万人が「心の荒野」を走っているのはこれまでも今回も変わらない。
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しかしこの小休止は、「荒野」のイメージを厳しさだけから解き放つ意味ではやはりこれまでと違う。万人が荒野の上にいるのなら、荒野を1人行こうと必ず誰かと行き交うのだ。敵だろうと味方だろうと同類だろうと、必ず誰かと道の交差する時が来る。#天晴爛漫
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例えば田舎の猿と見下す天晴にセスは捨てたはずのエンジニア精神を刺激され、飲み比べの敗北の先にTJはソフィアを気に入る。ちょっとしたやりとりがシャーレンと小雨の関係を刺激し、天晴はエジソンを彼と知らず後のその名言を口にする。
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誘い合わせたわけでもなく皆が揃う温泉は荒野の優しい縮図で、それは日本の専売特許ではないし入り方のルールも一様ではない。1人思索に耽る者もいれば遊びから乱闘に走る者もおり、子供に帰る者もいればそうしたどんちゃん騒ぎを叱る者もいる。
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そうやって荒野を歩いていく中で誰もが変わっていくし、他者への認識も変わっていく。レースの中で天晴は確かに変わっていったけれど、彼が料理の味だって気にしているのは変化ではない。ただ小雨に伝わっていなかっただけだ。
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しかしそんな風にあらゆる場所が荒野であるならば、あらゆる場所は安全を保証しない。リタイアしたリチャード――ギルはソフィアと共に鉄道に同乗する。レース参加者以外にも向けられるであろうその銃口を、天晴達は弾き返せるのだろうか。
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というわけで天晴爛漫の9話レビューでした。「荒野を走っている」キャラは好感が持てる描写になっている。レースに参加しないソフィアだってセスだって荒野を走っているのは同じで、偽りのリタイアを申告するギルだけは輪に加わらない。#天晴爛漫
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天晴が言うように本当のレースはここから、本当の荒野もここから。1位が誰かだけが重要ではない展開は、この後さらに大きなものになっていくのでしょう。残り4話が楽しみです。#天晴爛漫
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