「でも、そのおかげで可奈美が生まれてくれたんだよね」
©イクニラッパー/シリコマンダーズ
©伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
さらざんまい9話の感想から思考が連鎖しているので、ちょっと余勢を駆って出力してみたい。さらざんまいでは円、縁という要素が大きく扱われているのだけど、この縁という言葉は刀使ノ巫女の最終回でも聞くことができる。(続)#さらざんまい #tojinomiko pic.twitter.com/xHsc1nlIbb
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年6月8日
1つ目。友人のために自分の命を半分あげるという可奈美を「(美奈都と可奈美の)親子二代で同じ結末を辿るか」と嗤うタギツヒメに対して、可奈美は笑ってこう言う。「不思議な縁だね、タギツヒメ」(続) pic.twitter.com/c2veZlmDE7
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2つ目。隠世の美奈都(可奈美の母)は自分と将来の夫が「腐れ縁(切ろうとしても来れない悪縁)の同級生」と知り困惑する。ツンデレではなく本当に想像できないから納得できない様子なのだけど、「でも、そのお陰で可奈美が生まれてくれたんだよね」と納得する。(続) pic.twitter.com/vZ0dhUGY34
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この2つに共通するのは、三者目が縁を成立させてくれていること。可奈美とタギツヒメだけでは縁という表現は生まれなかっただろうし、可奈美がいなければ美奈都は自分と夫の腐れ縁が夫婦の縁に結ばれることに納得できなかった。それは、さらざんまい9話の三者の円(縁)と同じことだ。
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三者で結ばれるまあるい縁って、縁という表現を直接使わなくても刀使ノ巫女の中にたくさんあると思うのだよね。
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話を少し切り替えると、僕は共感というのは瓜二つの二者間よりもむしろ、全然違う二者がそれでも相手の中に自分との共通点を見つけて感じるものだと思っている。その共通点が、二者の線だけでは本来繋がらないものを繋げてくれる。
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そして、僕は刀使ノ巫女が大好きなんだけど、アニメが全話放送されゲームの方は燃え尽き引退してしまったのでその関係はともすれば二者の線的な、そして一方的な関係に留まりかねないようになっている。それは少し怖いことだ。いつか、自分とこの作品の線がぷっつり切れてしまうのじゃないかって。
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でも、こうして他の作品に刀使ノ巫女との共通点を見出すことで僕は刀使ノ巫女を好きでいられる。春に「荒野のコトブキ飛行隊」と刀使ノ巫女を繋げて感想を書いた時に感じた幸せが、僕の中ではっきりしてきたように思う。(ここで再びこうみょうなすてま)https://t.co/e4LrcyuF00
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全然違う2つの作品に僕が共通点を見つけて繋げて、僕は三者目の作品も好きになって、三者目の作品は僕と刀使ノ巫女を繋ぎ直してくれる。それはきっと、三者の「縁」と呼ぶに値するものだ。
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僕は基本的に作品を「個」として見て語る人間なのだけど、そうして見つけた「個」を並べて新しい魅力を見つけるのもとっても素敵なことなんじゃないかなと思った。
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