「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」現対本部の清水室長は好々爺然としているが、5話では意外と好色さや人脈を想像させる描写がある。舞台はエレベーター=密室だが、これに限らず密室とて全てを遮断できるわけではない。(以下続く)
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人は知られたくないものを「密室」に隠すが、隠す行為はそれそのものが怪しさを漏出させもする。ポリアドルの大統領は国の発展を謳うが、テロへの過剰とも思える警戒に春は私服を肥やす算段を勘ぐらずにいられない。#富豪刑事BUL
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隠そうにも秘密はどこからか漏れるものなのだ。今回の犯人が大統領をパニックルームの密室に閉じ込めて毒殺を試みても結局は春に感づかれたし、そもそも掃除のおじさんがこっそり合鍵を作っており閉じ込める作戦そのものが破綻していた。#富豪刑事BUL
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そして犯人・リカルドは何も語らずなぜこんな方法を取ったかを「密室」の中に隠したわけだが――その足跡は自然と、春に動機を推測させてしまう。そして動機を崇高な密室の中に隠したとしても、料理人を殺したことが彼の行為をけして肯定させない。
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大助もまた、自らの系列会社の製品にも関わらず設計図等の閲覧権限が無いという「密室」に遭遇する。それは対象そのものは確かに隠しているが、何らかのきな臭さがあることまでは隠しきれない。
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事件そのものは解決した。しかしスッキリした解決とは言えない今回のてん末から漂う不穏さは、誰にも隠しようがない。果たして今後、今回のお話から一体なにが溢れてくるのだろうか。#富豪刑事BUL
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というわけで富豪刑事BULの5話レビューでした。割と困惑した初見でしたが、テーマとしてまとめると先週と打って変わって詰まらず書けてしまった。うーん、これで読み解きとして許容範囲にたどり着けたのだろうか……#富豪刑事BUL
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3,4話では出番のほぼなかった現対本部の面々が出てきたのが嬉しいですが、彼らの役割も今後どうなっていくのでしょうね。色々と、後で振り返ってみたくなる予感のある回でした。#富豪刑事BUL
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