「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」6話で査問を受ける現対本部の面々は入室前こそ一体感を強調するものの、いざ詰問されれば責任を春に押し付けてしまう(そして実際、春は反論できない)。人の繋がりは見た通り感じた通りではない。
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電波妨害装置に使われた謎の「海ぶどう」は有線無線の通信に留まらず、そうした人間関係にまで妨害を起こす。犯罪を解決するという一点においては明白だったはずの大助の今回の行動は、春にも視聴者にもガラス越しでその真意が掴めない。
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伸ばした手をにべもなく拒絶され、春は彼に近づくこともできない。それなり分かったつもりでいた、繋がれていたつもりでいたのは幻想だったのか。そして春が繋がりを疑う相手は大助だけにも留まってくれない。
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尊敬する刑事である長介の捜査は手伝ってみればその実、卑劣な脅迫とすら言える内容で春には許せるものではなかった。尊敬という感情で繋がっていたはずの関係は、この事件によって見事に切断されて(ジャミングされて)しまう。
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しかし大助も長介も妨害飛び交う中で何かの「繋がり」を取り戻そうと必死なのであって、ならば春もまず妨害を受けなければ(交わりを断たれなければ)彼らと同じスタート地点には立てない。彼のもどかしさは、一種の洗礼のようなものとも言える。
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長介がなぜあそこまで強引な操作をしたのか。その疑問に繋がる過去の事件の名は「神戸小百合殺害事件」――つまりそこには大助と長介を繋ぐものがあり、そのことが春と彼らを繋げていく。迷宮入りとなったこの事件の真相とは、一体?
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というわけで富豪刑事の6話レビューでした。これはこのまま最後まで長編になるのか、一度解決するのか? 一話完結からの変化にちょっと慣れないところはあるな……#富豪刑事BUL
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レビューで触れ損ねたけど、「繋がりが見た目通りでない」要素は他に、車のディスプレイへの映像投影、危険運転と海ぶどう捜査、成分だけじゃなく形まで名前通りの鉄観音グミとか。というか福建省取り寄せでなぜ日本語、もしや騙されて。
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春どころか私達まで海ぶどうの妨害を受けているようなこの状況、回復した時の明瞭な視界を期待したいと思います。#富豪刑事BUL
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