1.製作あれこれ
前回のウイングガンダムゼロから時間が空いてしまいました。ちょっとした勉強などで時間が減り、それが一段落して11月半ばに完成するも「元旦用の別ガンプラが間に合うかまだ分からない」という理由でここまで眠ってた次第です。
今回の製作のコンセプトは「欲張らないで組み換え遊びを完遂する」。私はガンブレをきっかけにガンプラに復帰したため、ミキシングは自分で勝手にハードルを上げてしまっている部分がありこれの解消が今回の目的でした。
色については、「フリーダムガンダムとのニコイチなので、名前はFのイニシャルを加えたらどうだろう」→「エヴァにF型装備があったな」と連想したエヴァ初号機から紫でガラッとイメージを変える方向で塗装しました。試作の段階という扱いなのでロービジ傾向。出来上がってみるとジャイオーンカラー的な感じですね。紫とライトグレーの組み合わせ自体は他の人(泰勇気さん!)がもっと上手くやっているのも製作中に見かけてしまったのですが、まあこちらは装備を変えているのでご容赦をという感じ。
スクランブルガンダムを、あの謎の娘用にこしらえてあげるとしたらこうかなって思ってカラーリングしたよ!
— マイスターユウキ・トランスフォーマーDJ (@plastic_brave) 2016年10月19日
元のスクランブルガンダムはオレンジ色が上半身に集中し過ぎてたんじゃないかと思うんだ。
だからメインとなる色を散らした配色にしたよ。
塗装が剥げるから変形はさせたくないな。 pic.twitter.com/MZpJGdFdrq
腕のシールド兼用ビームライフルはクリアパーツを挟み込んで装着という驚愕の仕様の本機。裏地を銀色で塗装しようかな?と思っていたところガンダムマーカーEXでホログラフィック用塗料が発売され、これだと飛びつきました。3色試した結果、青の裏地に一番映えたMEPEホロイエローを使用しています。
装備の地味さもあってあまり人気という印象のない機体ですが、スクランブルガンダムって「シンプルで高機能な"ガンプラ"」だと思うんです。集団で戦うモビルスーツではなく、1機でバトルするガンプラとしてのシンプルさ。そういう思想で無駄をそぎ落とすとこういう機体になるのではないかな、と。セカイ達との戦いでは超エネルギーでなんでもあり状態でしたが。
なのでこれを元にオリジナルのガンプラを作るのであれば、ホットスクランブルガンダムみたいに大改造する場合を除き、ライフルやシールドを持たせて普通のMSチックにするのはもったいないように感じます。とは言えこの武装の少なさは物足りなさを覚えるのも事実で。できるだけイメージを崩さず、かつ分かりやすい(そしてお手軽な)パワーアップができないかな? ちょい足しで腹八分目にもってけないかな? と考えてできたのがフリーダムガンダムのバックパックとサイドスカートアーマーの装備でした。背面のバラエーナも腰部のクスフィアスも通常時は収納されてるのでシルエットを大きく崩さず、またスクランブルガンダムは両腕にビームライフルを壮美してるのでハイマット・フルバーストの火力も分かりやすく強化できる。
Hスクランブルフルバースト、といった感じ。手はビルドハンズ角に置き換えていますが、径が合わずせっせとヤスリがけしてはめ込み。またスケールモデルではなくこれが1/1なんだ!ということで今回はコーションデカールは貼りませんでした。
組み換えの際は全く考えてなかったのですが、スクランブルガンダムもフリーダムガンダムもビームサーベルはサイドスカートアーマーの装備でした。このためサーベルがフリーダムガンダムのものになっているので双頭刃(アンビデクストラス・ハルバード)にできます。
機首に付けるビームライフルが原型機より後ろに下がってしまっていますが、一応MA形態にも変更できます。噴射口が隠れてるのはまあ、RX-78に合体した時のコアファイターみたいなものだと思ってください。なんで寝そべってるのって、撮影中にアクションベースの差し込み棒が折れて穴が塞がってしまったのです……
手間を省くべく後から筆塗りにした箇所がはみ出る等だいぶ粗があるのですが、オリジナルのガンプラはやっぱり喜びもひとしおですね。またこういうのやってみたいです。
2.カラーレシピ
*主にクレオスのカラースプレーを使用
本体等ライトグレー部1:灰色9号
本体等ライトグレー部2:明灰白色→灰色9号
本体等パープル部:MSパープル
本体ブラック部:水性ホビーカラーつや消しブラック
ウイング等ピンク部:タミヤ水性アクリル塗料ピンク
スラスター等一部のグレー部:Mr.ホビーカラージャーマングレー/グラウ(退色)
クリアパーツ裏地:ガンダムマーカーMEPEホロイエロー
トップコート:半光沢
3.妄想インスト
ベース機はデスティニーガンダムをベースにしたウイングを装備していたが本機はこれをフリーダムガンダムベースに変更。内蔵されたバラエーナプラズマ収束ビーム砲及び腰部に追加されたクスフィアスレール砲でより攻撃的な機体へと変化した。クリアパーツの削減によりプラフスキー粒子の暴走の危険性も抑えられバトル向きの機体となっているが、その分原型機ほどのポテンシャルは持っていない。また構造が複雑化した分、ウイングの耐久力の低下も開発スタッフから指摘されている。
完成した本機は招聘されたガンプラファイターによりテストされ、シューティングゲームでもするように目標を撃破し高い成績を残した。ファイターは本機の感触について「分かりやすい」ガンプラになったことを評価。一方でオリジナルほどのワクワクは感じられなかったとのコメントを残している。