「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」17話。聖獣クアドルンはエルドラの危機はエルドラの民の問題であり、ガンプラの民には関係ないと拒む。ガンプラの民は「枠の外」にいると語る。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月30日
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枠を越える時、人や物は別のものに再構成される。最たる例がアルスであり、エルドラの心強い守護者として古き民に作られた彼は新たな民を侵略者と認識してしまい、味方から敵へと枠を越えて恐ろしい存在になった。#g_bd
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クアドルンもまた、古代の民の遺産を本来のものとは別の――枠を越えた使い方をしてマサキを呼び寄せたが、その結果起きたのはマサキまでもが敵に取り込まれてしまう(枠を越えてしまう)という悲劇だった。#g_bd
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だからとクアドルンが厳しく仕切る枠を、ヒロト達は構わず乗り越えていく。ガンプラの民と新しき民ではなく、心と心を通わす個の繋がりを経た彼らは既に、民の枠を乗り越えているのだから。#g_bd
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説得は成功しヒロト達は協力を取り付けることに成功するが、それは枠を越える危険がなくなるわけではない。ゲームの枠を越えたリアルの戦いは気の張りようも段違いだ。疲れも恐れもかつてとはまるで違う。#g_bd
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それでも彼らは進んでゆく。他者の勇気を己の勇気にし、傷ついた翼への悲しみを己の過去にし、野良パーティではとてもできない信頼を寄せ。カザミもパルもメイも、枠を越えることで進んでいく。#g_bd
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そしてヒロトもまた、父から脚本家とダイバーの枠を越えた助言を受ける。所詮は作り物、だけどその枠を越えて誰かを救えるものがある。それは画面の枠すら越えて、「物語」を糧に生きる私達視聴者にも届く言葉だろう。#g_bd
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ヒナタは意識が戻らなくなったマサキの姿に、枠を越えてヒロトが同じになってしまう恐怖を覚える。それでもヒロトが向かう時、2人の間にある枠は乗り越えられるだろう。そして、枠を越えた先にこそ新たな未来が切り開かれるはずだ。#g_bd
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というわけでリライズ17話のレビューでした。相手を人間扱いするからこそ出てくる言葉と思い。そういうものが感じられる回でした。クアドルンも含めて、皆優しい……厳しい出来事はあっても、やはり優しい物語だ。#g_bd
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残念ながら本作も19話の以降の製作延期が発表されていますが、ひとまずの区切りとなる次回を楽しみに待ちたいと思います。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年4月30日