「ゴッド・オブ・ハイスクール」、4話はユ・ミラが求婚される驚きの幕開けで始まる。申し出を受けるか否かの選択もまた戦いであり、戦いはけして腕力だけで行われるものではない。(以下続く)
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ユ・ミラには月光剣法の再興の目的があり、それが叶うならば必ずしもGOH出場を続ける理由はない。GOH出場と格闘実業家オ・ソンジンとの結婚の二択は、言ってみれば月光剣法再興の異種格闘技戦だ。#goh_anime
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彼女はより「勝者の道」として後者を、好きでもない相手を選んだわけだが、ジン・モリからすればそれは「強者の道」ではない。物理的な強さの、腕力の話ではない。拷問同然の暴行にも折れなかったコ・カンドのような強さの話だ。#goh_anime
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ジン・モリの目的は強い奴と戦うことであり、そこにはおそらく祖父から言われた「友達を作る」ことが内包されている。だからユ・ミラが妥協して強者の道から降りるのを見過ごせない。それは法とはまた別の道徳である。#goh_anime
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ジン・モリの言葉にユ・ミラは、父から聞かされた月光剣法の極意を思い出す。「自らの技を以て自らの思う通りに為す」……ずっとずっと自分を押し殺してきたことは、それと同じように結婚を選んだことは、極意に適うものではなかった。#goh_anime
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だからユ・ミラは己が意に沿わぬ結婚を断り、また木刀を奪われてももう気にしない。大切なのは月光剣法の心(=父の心)であって、いかに型を残そうとそれが失われるのは継承者(娘)のすべきことではない。#goh_anime
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自分の好きなように。だから、ウェデイングドレスで共に立つ者が1人でなくたっていい。結婚の相手でなくたっていい。ミラは笑う。心から笑う。そういう相手を、彼女は見つけることができた。
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しかし最初に述べたように、戦いは腕力だけで行われるわけではない。リングの外でハン・デイは、友人の危篤に打ちのめされる。文字通り「打ちのめされる」のだ。手段を選んでいる余裕はない。何としてでも勝たなければならない。#goh_anime
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スリップした相手への攻撃すらしなかった高潔な青年は、相手の試合前からの負傷箇所を執拗に狙う勝利の鬼と化す。だがそれが、ジン・モリが戦い友になりたいと願う「強者」であるわけもない。
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果たしてジン・モリは、ユ・ミラにしたように相手の強者たる所以を取り戻させることができるだろうか。それもまた暴力以外の戦いであり、心と心の異種格闘技戦なのである。#goh_anime
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というわけでGOHの4話レビューでした。テーマやジン・モリのキャラクター性が鮮明で、物語全体の見通しも良くなるお話だったなと思います。今後アクション描写の規模やジャンルに戸惑ったなら、きっと今回に立ち返ればいい。#goh_anime
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ウェディングドレスのユ・ミラは眼鏡を外しているわけですが(ぐぬぬ)、普段その下にあるものが見える点でとても魅力的だったとも思います。笑ってくれるのが一番よ。#goh_anime
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3人にはずっと、EDや今回のラストのような関係であってほしい。そのためにも頑張れ、ジン・モリ。
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