「機動戦士ガンダムAGE」よりHG ダナジンを製作しました。
1.製作あれこれ
第3部に登場するヴェイガンのMS・ダナジン。地球侵攻のため踏破性を重視した、まるで怪獣や恐竜のようなデザインが一際記憶に残る機体です。今回のコンセプトは「恐竜みたいなMSを恐竜みたいに塗ろう」という単純なものです。
こちらはウェザリング前の写真です。元々成型色2色ということで塗装自体は至ってシンプル。緑色の部分をウッドブラウン、黒色だった部分をタンでスプレー塗装しました。緑をタン、黒をホワイトでというのも考えましたがそうすると腕なんかは真っ白になってしまうのでボツ。
今回はウェザリングカラーを初使用。ウッドブラウンにはサンディウォッシュ、タンにはステインブラウンをべしゃべしゃ筆塗りしてティッシュで拭き取り。野生動物チックな色合いになった……までは良かったのですが翼の関節部が割れる割れる。塗装とつや消しの上からでもやっぱりこういう部分にはエナメル塗料は染みちゃいますね。接着剤でくっつきはしたもののちょっと動かすのが怖い状態になってしまいました。最終的には更にウェザリングマスターのマッドを塗りたくって2度目のつや消しを行っています。
塗装自体は簡単にできるものの、気になったのは合わせ目の多さ。頭部胸部腰部腕部脚部尾部、ほぼ全ての部位に貼り合わせがあり合わせ目が出ます。割り切って処理なしでやろうかとも思ったのですがどうしても気になってしまい、消せたかどうかは別としてほぼ全ての合わせ目に手を入れました。丸い部分の合わせ目が消えるととても気持ちがいい。
尾部は複雑そうですが結構分解が効くため、後ハメ加工せずとも合わせ目が消せます。
頭部横のパーツは小さな穴が空いており地味に目立つため、手っ取り早くIチップを接着して見えないようにしました。
尾部などはヤスリがけしてシャープ化。爪の方は4アーティストマーカーのシルバーで塗装しています。ウェザリングとつや消しをかけてしまっていますが、塗った直後の輝きは本当にメッキのようでした。
飛行形態。恐竜というか木像と土器の組み合わせみたいになった気もしますが、普通のガンプラを作るのとは全然違う感覚を楽しめる面白いキットでした。幅を取りますが気分転換にはとてもおすすめです。
2.カラーレシピ
基本的にはクレオスのカラースプレー使用
本体ブラウン部1:ウッドブラウン
本体ブラウン部1:タン
センサー等:4アーティストマーカー ゴールド
爪部:4アーティストマーカー シルバー