後ろ姿の美。
「ゾンビランドサガ」4話。活動資金がなくなったことで、フランシュシュの活動は営業として再定義される。再定義とはつまり、定義の蘇りである。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
再定義とは必要がなければ、従前の定義が無効にならなければ行われない。さくら達はわけも分からずゾンビィになったこれまでから、前回のライブ失敗を通して自分達の活動を再定義する必要に迫られた。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
ちゃんとしたアイドルって?という愛の問いは、そういう再定義の問いだ。アイドルという言葉を明確にするよう求められて、さくらはこう答える。「歌って踊って、皆に喜んでもらって、元気になってもらって」。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
それはつまり観客を慰安するということで、なら手段は歌と踊りだけに限られるわけではない。サガンシップZの効用を自分達ではなく観客に向けることで宴会芸は大成功する。苦い思い出の「目覚めRETURNER」も成功の味で蘇る。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
そして、再定義にはもう1つ必要なものがある。それは再定義する対象について、既に一度定義を行っていることだ。当たり前の話だが、「再」定義するには対象についてそれなりに知らなければならないのだ。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
宴会芸の対象である久中製薬について知ることもそうだし、フランシュシュのメンバーが互いについて知ることもそう。生まれた時代もまるで違って当初は自分をぶつけるばかりだった彼女達は、これまでと今回の観光を通してそれぞれに目を向ける余裕も生まれてきた。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
練習しとけと言われても全てをそれには費やさなかったり、温泉は駄目でも足湯に入ったり、その後やっぱり温泉に入ろうとしたり。再定義を繰り返してさくら達はアイドルであろうという意識を高めていく。彼女達が足を突っ込んでいるのは単なる足湯ではなく、芸能の世界だ。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
そして、再定義の対象となるのは幸太郎もだ。説明即活動!な無茶ぶりも少ないチャンスをものにするためだし、観光だと言いながらやっているのは久中製薬へのまめな営業活動だった。冒頭で見られるような謎のハイテンションだけで作られた印象は、再定義されなければならない。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
再定義がいつも上手くいくとは限らず、せっかく楽しんでくれた広報部長には今回の旅行は記憶が消えるほどの恐怖として再定義されてしまった。それでも、得るものがあったと再定義もできる。ゾンビィの疲れ知らずは、サガンシップZでより強固に再定義される。#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日
そういう、4話を迎えて序盤から次の舞台へ移ったのが感じられる回だったように思います。次回は……ニワトリ?#ゾンビランドサガ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年10月17日