ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 第6話「崖っぷちのヒーロー」
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「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」6話。レジスタンスのリーダー・ゴルスは一つ目の強敵・ゼルトザームがヒロト達のガンプラによく似ているという。シルエットだけでもそれはまるで別物と分かるが、似ているというのはそういうことではない。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
例えば今度のミッションである撤退戦はいつ敵が仕掛けてくるか分からないのだから、どうやってもそっくりにはならない。しかし対人戦でやればそこからはパターンが排除され、本番にも通じる不規則性が現れる。同じでなくとも、似てくるのだ。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
一方で、一見同じようでも似ていないものはある。カザミは撤退戦でも戦闘の可能性があることにウキウキするが、敵の撃墜を目的とする戦いなど撤退戦ではない。同じようでも似ていないから、ムランはカザミの言葉に激怒する。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
全く別もののようでも何かに似てくるし、逆に全く同じようにやったつもりでもけして似てくれない。似たいものには似ず、似たくないものにばかり似てしまうのが人の変化のありようで、だから多くの人が苦しむことになる。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
カザミは「こんなのは俺じゃない」と繰り返す。自分の撃墜数はゼロ、チャンネル登録者も伸びない。憧れのキャプテン・ジオンに似たいのに似ない。それが嫌で環境を変えても、結局無様な敗北と撃墜が似るだけ。「お前、変わってないんだな」というゴジョウの言葉が重くのしかかる。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
仲間と仲間として向き合えない悩みは、けしてカザミだけのものではない。優れた洞察を発揮したヒロトはしかしそれを共有せず、結果として敗北の一因を作った。エースのヒロト、撃墜数ゼロのカザミ。まるで違うように見える2人はしかし、似たような問題を抱えている。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
上辺だけ変えても別物にはならないし、上辺だけ似せても同じものにはならない。カザミが本当にキャプテン・ジオンに似たいなら負け動画もアップする彼の心根を知るべきだし、彼とヒロトは一緒にいるだけのチームの現状を変えなければならないのだろう。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日
ヒロト達のチーム名はビルドダイバーズ。だけどそれは、今は上辺だけに過ぎない。彼らの目指すべきはきっと、リク達のビルドダイバーズとはまるで似ない、しかし奥底によく似た魂の輝きを持つチームなのだ。#g_bd
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月7日