「ドロヘドロ」12話。給食の材料を盗む会川から今回は始まる。給食費を払い、自分の腹中に収めるのが同じでも料理人という仲立ちを飛ばせば糾弾される。仲立ちや過程が無いことは、決定的にアウトローであることだ。
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年3月30日
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仲立ち無しでは正式に認められないのは、チダルマ抜きでニカイドウから契約書を取り出しても一時的な効果しかなくまた契約書を無理やり鳥太の体に入れても意味がないことからも言える。仲立ちできる悪魔はチダルマだけであり、アスにはそれはできない。#それがドロヘドロ
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カイマンがニカイドウを信じられなくなってしまったのは、魔法使いであること隠していた溝を仲立ちしてくれるものが無いからだ。また己の口の中にいる男が栗鼠と分かっても、それは自分に魔法をかけたのが誰なのか仲立ちしてくれるわけではない。#それがドロヘドロ
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しかし、仲立ちとは絶対に必要なものなのだろうか? また、それは良しとされるものと決まっているのだろうか?#それがドロヘドロ
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栗鼠が煙の出せない自分と世界を仲立ちしてくれると信じた十字目の組織はけして善なる集団ではなかったし、会川はそんな考えをいじけていると一蹴した。彼が盗みで逃げる時に床が無くとも跳躍したように、仲立ちは省略もできる。
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そもそもカイマンとは顔や記憶と言った自分と過去を仲立ちするものを喪失した人間なのだ。だがそれで彼が生活できなかったわけではないし、それでもニカイドウとの友情を育めた。#それがドロヘドロ
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だから2人が友情を取り戻す誓いも、仲立ちを無くすことで成立する。「魔法を使わなければ魔法使いじゃない」、魔法を使わなければ魔法使いへの仲立ちは無いのだ。#それがドロヘドロ
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「仲人」も無く、カイマンとニカイドウは永遠の友情を誓う。カイマンがどんな奴か分からなくても、これから何があるか分からなくても、それら全ての仲立ちがなくとも2人はずっとダチ。#それがドロヘドロ
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「今は何も分からない、全ては混沌の中にある」……未来へ仲立ちするものなど何もない。だが、「混沌にもいつか終わりが来るはずだ」……仲立ちするものがなくとも、未来は確かにあるのだ。
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というわけでドロヘドロの12話レビューでした。やあ、何を言ったらいいんだろう。1話ごとの小テーマを記録しておくことで作品の大テーマを見出すのが僕のスタイルなのですが、本作についてはどう一貫性を見出したものやら。#それがドロヘドロ
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とはいえ面白いのである。これまでの過程(小テーマ)がバラバラなようでも、不思議と12話の「仲立ちがなくとも成立する」というテーマに違和感がない……というかそれ自体が「仲立ちがなくとも成立する」ことを証明してしまっている。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年3月30日
どこがと敢えて言わずとも見えるオンリーワンの風格をまとい、遠慮なくそれを叩きつける本作の視聴はとてもエキサイティングでした。続きがまたアニメで見られますように。スタッフの皆様、お疲れさまでした!#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年3月30日