「ラブライブ!サンシャイン!!」8話では、これまで皆の心を受け止める器であった千歌が逆に皆の戸惑いを取り繕う姿が描かれる。それは千歌自身、自らの思いを乗せる器を見つけられないからだ。(以下続く)
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直前のSaint Snowのパフォーマンスに気圧されたのは確かでも、自分達のライブの出来はけして悪かったわけではない。今までで一番よくできたとすら言える。それでも何の成果も得られない戸惑いとそれに納得せざるを得ない他のスクールアイドルのすごさ。#lovelive_sunshine
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誰もが何もはっきりと言えない中でダイヤは優しく自分達の過去を話して聞かせるわけだが、彼女は機能不全を起こした千歌という器に言葉を注いでいるわけではない。彼女が注いでいるのは「Aqours」という器に対してだ。#lovelive_sunshine
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かつての自分達と同じような結果を迎えたからこそ、彼女はAqoursに言葉を注ぐことができる。惨憺たる結果の共有はしかし、千歌が発起人となったAqoursがかつてのダイヤ達と同じ――いや、歌えた分少しだけ先に進めた証拠に他ならない。#lovelive_sunshine
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Aqoursが器になれたから、ダイヤは正直に自分達の過去を話せる。鞠莉はいつもの余裕の態度をかなぐり捨てて果南にかつての輝きを取り戻そうと訴えられる。それがまだ果南を振り向かせる「1」には届かなくとも。
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自分の気持ちを整理できない千歌が潜るのは海中――水中――すなわち「Aqours」である。千歌は皆の心の器だけれど、彼女自身にだって心がある。Aqoursという場所が、「何もない」筈の自分に生まれたものを受け止めてくれる。
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器に受け止めてもらえれば、人はまた走り出せる。千歌は自身が始まりとなったこれまでによって救われ、再び走り出せるのだ。#lovelive_sunshine
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というわけでサンシャインの8話レビューでした。アイドルグループそのものに固有の人格に等しいものを見出した無印の発見を思い出す回だったなと思います。Aqoursがまだ6人でも実質9人で活動しているのがその感覚を一層増している。#lovelive_sunshine
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慈母と見紛う口ぶりや3人で活動していた時のまっすぐさなど、ダイヤの魅力がたっぷりと描かれていた回でもあり。痛々しさではないイタさはむしろヨハネより上だった彼女もどんどん好きになれる。
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再スタートを切る彼女たちがこれからどんな風に進んでいくのか、先がまた楽しみです。#lovelive_sunshine
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