「デカダンス」7話はニューゲームの描写から始まるが、カブラギは経験者なのだからこれは「偽り」のニューゲームだ。しかしそもそも、偽りを現実と連動してきたのが本作ではなかったか。(以下続く)
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それを象徴するように、カブラギが矯正施設から抜け「穴」を通ってログインした先ではデカダンスの装甲にも「穴」が開いている。そしてこの穴が連動するのはカブラギの行為にだけではない。
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もう一つ連動しているのはナツメの心の「穴」だ。自分を変えるのが本当の目的で、世界を変えることは言わば偽りの目的だったことを彼女は自覚しているが、彼女が変わればこの世界は変わらずにはおられない。#DECA_DENCE
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故に、カブラギの失踪で開いた心の穴を塞ごうとすればナツメはデカダンスの装甲の穴を塞ごうとすることになる。そしてそんな偽りの目的での奔走であっても、彼女の行動は周囲の人間を本当に変えずにおかない。
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否、偽りだからこそ変えるのだ。皆を牽引するナツメの姿に安堵したカブラギはしかし、それが自分がいないが故の強がり(偽り)であることを知ればこそ放っておけなくなる。
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ガドルを全て死滅させる――冒頭ミナトが口にしたその言葉はゲーム、偽りでしかないが、カブラギにとっては現実の目的として連動する言葉になる。偽りは偽りのまま、現実は現実のまま両者は連動する。#DECA_DENCE
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凍結された本アカウントの代わりの仮初の(偽りの)アカウントだから描かれた「ニューゲーム」は、カブラギにとって本当に新たな戦いの幕開けとなったのだ。現実と偽りの交差するガドル工場を舞台に始まる「パーティ」の行方やいかに。
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というわけでデカダンスの7話レビューでした。ナツメの強さまっすぐさが「嘘臭くて」、そしてだから肯定される。そういう感じなのかな。#DECA_DENCE
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まあだからこの作品の出してくる「快」を素直に受け止められないわけでもあるのだけど。止まって考えて、見直して視聴していきたいと思います。#DECA_DENCE
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