「デカダンス」6話でカブラギが送られるバグ矯正施設は、バグを単純労働者に変えて奉仕させる仕組みを取っている。ここで矯正されるバグは「個々人に起きている不具合」ではなく、「彼らが何かしでかす危険性」だ。(以下続く)
— 闇鍋はにわ (@livewire891) August 13, 2020
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収容される者は当然一様ではなく、しかし外れ値である点だけは変わらない。放っておけば何をしでかすか分からないが、「ガドルのフンの分解者」としてシステム化すればその恐れはない。個々人が死のうが問題を起こさないならバグは矯正されているのだ。#DECA_DENCE
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しかしどこにでも発生するのがバグで、この矯正施設ですら例外ではない。ドナテロは掃き溜めの中にも王国を築き、看守ですら手を出させない。矯正施設のシステムからすら外れたその存在は「バグの中のバグ」とすら言える。#DECA_DENCE
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しかしどこにでも発生するのがバグで、この矯正施設ですら例外ではない。ドナテロは掃き溜めの中にも王国を築き、看守ですら手を出させない。矯正施設のシステムからすら外れたその存在は「バグの中のバグ」とすら言える。#DECA_DENCE
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そしてドナテロは「ここにもルールはある」と言う。既存のルールから外れているからバグなのだが、バグの中のバグは更に己だけのルールを持つ。他者から押し付けられたり他者に寄りかかったルールではなく、己の中にそびえ立つルールを。#DECA_DENCE
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そして己だけのルールはしかし、他の誰とも相容れないわけではない。「武器はシャベル1本」という決まりが言及しない内蔵機構を、しかしカブラギもドナテロも勝負には使わず己の矜持を守るために使用する。2人は互いの己だけのルールが共有できることを確認する。
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自分の中のバグを受け入れて、それで世の中終わりではない。より厳しく問うていく世界は同時に、カブラギの中のバグをより一層確かなものにしていくだろう。#DECA_DENCE
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というわけでデカダンスの6話レビューでした。場所は牢獄の類でも内容は道場というか。真面目に刑期を勤め上げれば出してもらえると思っちゃうあたりにカブラギのバグ初心者っぷりを感じます。#DECA_DENCE
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自分のルールで判断するのはナツメがカブラギのチップ回収を窃盗と勘違いした2話でやっていたことで、精神的にはナツメの方がカブラギの師匠である印象も受けるようになってきました。ニューゲームも一筋縄ではいかないのでしょうけど、ナツメとの初対面という再会はどうなりますかね。#DECA_DENCE
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