「歌舞伎町シャーロック」8話。パイプキャットを訪れたシャーロックの前に現れたのは、ハドソン夫人の代わりに店を仕切るアイリーン。今回は「代役」の話。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
ハドソン夫人に限らず、今回アイリーンは徹底して代役として活躍していく。シャーロックの代わりに探偵仕事に参加し、茂に提供するネタの代役を申し出、債務者の代役として借金を支払う。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
なぜ「代役」が今回のテーマたり得るのか? それは探偵の本質の1つが、事情があって目的を果たせない依頼人や誰かの「代役」を働くものだからだろう。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
だから仕事をするつもりのなかったシャーロックもまた、別の形で代役を果たすことになる。依頼人の結衣は光熱を出してしまったため、娘のえみりの世話はシャーロックがせざるを得なくなってしまった。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
しかしそれはけして、シャーロックにとって迷惑なだけのことではない。子育ては親もまた成長するものだと言う。シャーロックは、傍若無人なお姫様の世話を通して推理落語家という歪な姿以外で社会と関わりを持つ。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
えみりの寝顔を見て、シャーロックはそれまで夢中になっていた落語家プラモを置く。置かれたプラモは彼の落語家の精神の代役だ。推理落語のネタにもならないからと断ったのであろう一件に、そうして彼は積極的に関わる理由を持つ。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
そんな彼を今回の事件では不要にしてしまう位、アイリーンは有能な女性だ。知性、優しさ、行動力、美貌など様々なものを兼ね備え、1人でなんでもできてしまうようにすら思える。シャーロックはむしろ居所がバレる可能性をお邪魔虫になってしまう始末。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
けれどそんな彼女も1人で全ては解決できない。自分の「代役」として友人が殺された事態に彼女は戦慄する。切り裂きジャックが追う目玉焼き型USB。そう、そもそも彼女はパスワードを1人で解決できていなかった。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
かくてアイリーンは依頼人、そしてシャーロックは彼女の代役となる条件を満たす。そのための30分こそは、今回の役割だった。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日
先に述べた、えみりの寝顔を見てシャーロックが落語家のプラモを置く場面がとても好きです。おまけにそれをあげてしまうのがもっと好きだ。彼が変人推理落語家以外の姿でも社会と関われる可能性が見える、とても良い場面だったと思います。先が楽しみ。#歌舞伎町シャーロック
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2019年11月30日