「群れなせ!シートン学園」2話。新たな部員、新たな部の形。料理部は、群れは弱肉強食の学園を、ルールから外れた共存共栄の場に変える。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
前回書いたように、この学園の弱肉強食とは強いものが弱いものにルールを押し付けることだ。ジンは瞳と2人でいるために料理部からランカとユカリを追い出そうとする。入部基準は作った料理が人間の舌に合うかどうか――人間のルールに合うかどうか。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
しかしジンが考えるルールはあくまで彼個人のルールでしかなく、瞳と一致するわけではない。瞳が(少なくとも表面上)カップルを否定する例を引くまでもなく、彼女と2人でいたいジンと部員を増やしたい瞳では料理部に求めるルールが違うのだ。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
だから人間の舌に合うかどうかというルールは破綻する。ランカが作った料理はどう考えてもウ○コで、しかし審査員が人間でなくコアラであればそれは、幼少時に食べた母の味として極上の一皿となる。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
そして、後編で登場する猫のクルミはランカ達を羨ましく思いながらも素直になれない。要求のゴロゴロは自分を保ち相手を惑わすもの、ルールの押しつけという弱肉強食だ。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
けれど要求のゴロゴロで廃部まではできなかったように、押し付けられるルールには限度がある。けだものと認識していてもミユビの裸体にジンは反応してしまうし、ユカリはユーカリ以外も食べてみたいし、ミユビはたびたび己の習性に逆らった行動をする(そして死にかける)。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
いつも皆で一緒に同じ行動をする、できなければ受け入れない。入部試験から言えるように、料理部もそのままではルールの押しつけになりかねない。だから料理部は、ゆっくりミユビや素直じゃないクルミのようなあり方も受け入れることで弱肉強食から共存共栄の場へ変化するのだ。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
「同じ種族同士で一緒にいて、同じ種族でカップルになる」……それもまたこの学園の暗黙のルールのようなもの。しかしそこから外れた料理部を好まない者ももちろんいる。ジン達は次回、脅威にどう立ち向かうのだろうか。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
というわけでシートン学園2話レビューでした。想像以上に多様な部員のありようにびっくり。8倍速の紅茶入れに耐えるだけでジンもだいぶ鍛えられている。冷めないのだろうか……#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日
テーマとして分かっていても一緒にいるのが大変そうなこの面々、次回の危機に立ち向かうのも大変そうです。そしてそれが楽しみ。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年1月14日