「群れなせ!シートン学園」5話。キングの退位によりルールの、秩序崩壊したシートン学園。しかし秩序は取り戻されねばならない。そのためには時に、既存のルールに逆らうことが有効になる場合もある。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
ボスであるランカの体育祭参加指示に従わない料理部にしても秩序は崩壊しているのだが、それを救ったのは運動に向かない自らの種族性に逆らうミユビの行動だった。彼女が懸命に逆らうからこそ、ジン達は参加を受け入れ群れは秩序を取り戻す。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
しかしルールに逆らうことは無秩序の肯定ではない。いくら動作が高速化しようが風邪をひいたままミユビが出場するのはもってのほかだし、チンパンジーの場外乱闘レベルの妨害は是とされない。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
ミユビのためにも優勝するという約束=ルール=秩序はチンパンジーの妨害によって遠のき、ランカは戦意を喪失してしまう。そんな彼女を励ますのはジンのこれまでの行動パターン(秩序)に逆らう行為だが、しかしだからこそランカはボスとしての誇り(秩序)を取り戻せる。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
そして、ミユビが秩序を取り戻す鍵になるのは料理部内でも体育祭でも変わらない。彼女がひ弱な体に逆らって泳ぐ姿は多くの観客の心を動かし、会場には歓声と応援という秩序が生まれる。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
そんな彼女からバトンを受け、ランカは取り戻した狼としてのルールを最大限に活用してチンパンジーから勝利と優勝をもぎ取った。そして、その逆転劇こそは料理部が群れとして認められる……秩序を獲得した証明となったのだった。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日
というわけでシートン学園の5話レビューでした。群れはあくまで料理部ですが、ランカを中心として種族を超えた輪が広まっているのが感じられる回でした。チンパンジーすらかわいいから困る。会長は潔癖症なだけで人格者だし優しい子よね。支持率高いのも納得。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月4日